雑記。

「シーズン」(?)のせいか、「片付けられない作家と西の天狗」と言うタイトルに惹かれて笙野頼子を借りてきた。
前々から気になっていた作家で、何度か読もうとしてたんだけど、ぱらっとめくって挫折して、でも今回は面白い、はまる。
今、「素数長歌と空」を読んでいて、わはは、と笑える、
「悪魔に魂を売り渡したネイティブ日本語」なんて、先日、気分を重くしながら読んでいた「日本語亡びるとき」のうつうつぶりを吹き飛ばす勢いだ。
「死霊の酒盗」(と言う「造語」が出てくる)を食べたいわー、、、、
やっぱり埴谷雄高の「死霊」は読んでおくべきかしらね、読んでないのよね、、、実家にものすごくいかめしい箱入り本があるけど。
読んでみようかな、とか思っていた数年前に、上野千鶴子さんが対談で、埴谷雄高を「奥さんを中絶させた男!」と怒り狂っていて、
上野さんがなんで怒っているかと言えば、子供が欲しくないのなら避妊すればいいのに、それを怠って中絶させるとは何事か、と
私もそういう男はイヤだな、と思ったけど、よく考えてみたら別に埴谷雄高は私の旦那じゃなし、その奥さんがそれでいいんだったら、まあいいか、と
実家を掘りあさるとき、見つけたら持ってこよう、あのおどろおどろしげな箱本を。
「箱」本と言えば、「在日一世の記憶」って小熊英二さんが編集した本も借りてきたが、
まあ、この本もまた「箱」状で、小熊さんは何故こうも分厚い本を出すんですかね、あなたは思想史界の京極夏彦なんでしょうか、(涙)
いえ、読むんですけど。ちょろっと読んで、わあ、日本に字の書けない、読めないご老人がいるんだ、と世間知らずの私は知ったのであった、
戦争犯罪は深刻だ、、、
ところで、定期的に読むあちらこちらで「ホワイトデー」の話題が出ていて、そういえば我が家の女子も、特に「下」の子が「大漁、大漁」と
剣道部の男子に愛想よく配りまくったクッキーのお返しが返ってまいりましたわ、
「男の子たちには「功徳」を施すのです、、、」と「母」のありがたい「教え」に渋々でも従っておいてよかっただろう、
本当は2年の男子だけ、と言ってたのをなんのかんので長いつきあいにもなる1年にもやれと、仕方なくあげたら随分喜ばれて、
いつも、いるのかいないのだかわからないような、偏屈な態度をとっていたような男子もころっとそれで態度が変わったようで、
どうだ、女子大卒、今なら確実に「スィーツ」と呼ばれてネットで疎まれただろう、「女子力・マックス」な私の教えに間違いはない。(なんのこっちゃ)
剣道部は2年男子が20人もいるので、クッキー作りは大変だったが、
2年男子の舞い上がり様を聞く限りでは下の子は永遠の可愛い「後輩」として彼らの記憶に残るに違いない、ふふふのふ。
何人かはお返しが「手作り」だったりして、一人は完全に「自分で」作ったそうで、さすが料理屋の息子。
それから剣道部一番人気の「イケメン」もちゃんと返してきて、ただ「ハイチュウ」の詰め合わせだったのがやはりもてる男はそれなりに、、、(自粛)
上の子の場合、私の言うことをちっとも聞かないので、男子にはあげていない。妹の大漁ぶりを見て、少々気が変わったようで、来年はリベンジ。
バレンタインのチョコなんて、女の子のほんの「たしなみ」「ご挨拶」ってモンよ、私はそれでどれほど凶悪な犯行を許されてきたことか、、、(違う)
出来るときに出来るだけの「功徳」を人(異性)には施しておくものですよ、、、と今まで教えてきたことの中でいちばんこの先、役に立つかも。
わたくしのホワイトデーは、ダーリンが職場から持って帰ってきたお義理のご挨拶に「ほほほ奥様」然とした「お返し」をきっちり持たせましたわ、
これもまた、「功徳」。もう今更、ダーリンに何かもらおうなんざ思っちゃおりません、毎日が「ホワイトデー」ということで。ほほほのほ。
最近、読書記録をつけていなかったので、反省。これからはもっと心して書き残そう。