「執事」って、、、?

メイちゃんの執事」を楽しく見ている。
高1の娘曰く、お友達はみんな「弟」役の子がいい、と、大して中1の娘のお友達は「兄」役がいい、って、この「差」は何?
うちの子たちは上が「水島ヒロ」君派で、下が、私が勝手に「リトル亀梨」と呼んでいる「弟」役(未だ、名前を覚えられず)、「豆柴」が好みらしい。
私は榮倉奈々ちゃんが可愛いなあ、と、私の「理想の女の子」なんだなあ、容姿はボーイッシュで、中は繊細で「女の子らしい」(?)みたいな。
水島ヒロ君はかっこいいんだが、ドラマの中では「何をやってるんだ?」というくらい、特に何もしていないので、私的に、興味は失せ気味。
このあいだ、下の子に「花とゆめ」(別冊?)を買ってやって、ぱらっとめくると、ここにもなんと「執事」マンガが!
子どもたちに聞くと「執事」は今、「流行っている」そうで、そんなモンが「流行り」になるンかー!とびっくり、
「色々やってるよー」って、なんで「執事」なんだ、そんなのほとんど日本に生息してないだろう、
以前「メイド喫茶」に対抗して「執事カフェ」(だっけ?)があるとは聞いたが、そこから出てきたのか?
しかし、「執事」の仕事って「専業主婦」のやってることじゃないか、と言うことは、今の女の子の「夢」は「専業主婦」が欲しいってことか?
つか、仕事をしている漫画家が、欲しているものが「専業主婦」なんだろうなあ、、私も仕事持ちの友達(女)に「結婚してくれ」と言われたことがある。
私は「掃除」(特に人が来るときは)だけはうまく「見える」人間だからな、、、「料理」力」は怪しい、だからこんなに料理本を読みあさるわけだが。
「面倒な家事は何でもやってくれる、私のことをいちばん理解してくれる近しい存在」って、いわば「専業主婦」の「お母さん」なんだよな、
「執事」との恋愛、もまた、「セックス付きのメイド」と呼ばれる「専業主婦」そのものだし。
「働く女性」漫画家の「夢」は「専業主婦」を持つことか、、なんだか、わかるような、わからないような、、、、
しかし、その「執事」を雇うのも、「自力」ではなく「家がお金持ちだから」とは「他力本願」だよなあ、、、まさに仕事に疲れた「女」の「夢」、か?
今時の女の子に「執事」がどう受け取られているか、そこまでの「願望」はなく、単なる「シチュエーション」にわくわくするものがあるんだろう。
世間でよく取り上げられるのは「転落していく少女たち」で、性の欲望の対象として犠牲になってしまう、でもそれは「本人が望んだこと」とされる、
守ってもらえるべき時に守ってもらえなかった子どもたち、そこからで開き直るageha嬢を私は否定しないが、
現実の大多数のいわゆる「普通の女の子」たちは、そこまではじけているわけでもなく、恋愛にだって能動的じゃない。
「必然的に近くにいてくれる存在」である人を「好きになっていく」、そこに憧れるのかも、と思ってしまうなあ。
今は「恋愛」すらもやりにくい世の中だ。この「閉塞」は何から出ているものか、ま、いろいろ、だろうな。
中1の娘の友達曰く、(水島ヒロ」君に)背中から抱きしめられたら、「うれしくってきゃーきゃー言いそう」って、
あくまで「水島ヒロ君が」ってところが、世知辛い、と言うべきか。
私はいつでも「執事」になれるわぁ、、、とは、当然か。そうそう、「執事」は必ず「イケメン」でなければいけないことを忘れていたわ。
なんつーか、ひっくり返せば「美人の専業主婦が欲しい」の親父の欲望的な、雑誌とか「ブーム」を作るのはやはりまだ「男」だからなあ。
と、みもふたも、夢もない「専業主婦」のおばはんは考えるのであった。でも「メイちゃんの執事」は好きよ。コミック、買ってやらなきゃ。