雑記。

羽柴麻央「イロドリミドリ」で泣く。いやー、思いがけもせず、ボロボロと。
ダーリンが小玉ユキだのと束にして買ってきた中の1冊で、ほとんど見たことのない作者だったので何故買ったか聞くと
紙屋高雪さんイチオシ」だそうで、おぉおぉおぉー、泣けますか、男性でも、と感動した。
うちのダーリンはオチに「えぇえぇえぇー?」とはなったそうだが「なんで泣くの?」と、乙女心がわかってないわぁー、、、、
紙屋高雪さんはすごいなあ、やはり「おたく」はこうあらねば。最近読んだマンガの中で久々に泣けたかも。
(つか、最近、マンガで泣けたことがあったか?)
よく考えて見れば、ばあちゃん子だった私には主人公の女の子が育ててくれたおばあちゃんを亡くしたばかり、の設定で
もう「泣ける」土台があったのかな。紙屋高雪さんの評論はまだ読んでない。でも私もおすすめです。
最近読んだもので印象に残ったのは図書館で借りてきた「婦人之友」6月号、
羽仁もと子の著作集「若き姉妹に寄す」より「嘘と誠の価値」と題した一文が取り上げられて
「実質の錬磨よりも、より大切なものは処世術の研究である、よいものであるよりも、よいものに見える工夫をしたほうがよいなどと考えるのは
浅はかにその場その場のことばかり見る人間の僻目です」と、1957年に亡くなられた方がこういうことを書いたとは、
今も昔もそれほど変わってないってことだなあ、「美しい昭和」なんてやはり嘘っぽい。
婦人之友」はなだいなださんや細谷亮太さんがエッセイを書かれていてよく読む。
この6月号で細谷さんは「背中を見て育つ」と今時の父親たちについて書かれている。
「家族のことを顧みずに、外で一生懸命働く人。家庭を顧みないのも問題ですが、
家族のためだけに働き得たお金を全て家族のためだけに使って楽しくしていればいいと言うのはちょっと違うような気がします」
「「人のため」が、家族だけでは狭すぎます。もっと広い意味での「人のため」に働いている父親や母親だったら子どもたちは
きっと背中を見て育つでしょう」
仕事にかまけて家族を犠牲にして「当然」と思うのも、「家族がいちばん」と考えて「社会性」を失うのも、
「同じこと」だと、ううむ、「専業主婦」の私としては、耳が痛いな。
婦人之友」はいい雑誌なので子どもにも読ませるためにも定期購読しようかと思うんだけど、図書館で借りられるものは買いたくないんだなあ、、、
ここ1週間近く体調が悪かったので庭掃除やら納戸の整理の予定が狂ってただいま突貫工事中。
「捨てる!」季節がやってまいりました、、、