私も「毒吐き」。

毎日新聞、「かさむ教育費「産めない」」の記事を読んで、
二つめのパターンとしてあげられた「私立」校に通わせる親の「立場」のステレオタイプにうんざりさせられる。
「反映されていない支出が多い」って、なんのために子どもを「私立」に行かせているのか、見た目「お金持ち」集団に属するためか。
マスコミでは「私立に子どもを通わせるとおつきあいが大変」とかならず取材を受けた人が初めてそれを知ったように書いているが、
そんな予備知識もなく子どもを私立に行かせる親ははっきり言って少数派だと思う。
そして私立校であってもブランドを着る人ばかりではない、一見ごく「ふつー」に見える人たちもいるはずだ、
むしろそういう人の方が多いのではないか。
母親同士のつきあいは確かに必要だろうが月に数万円もかけずにつきあう方法はいくらでもあるだろう、
「あわせるための洋服代」って元々そういう服を着るのが「当たり前」になっている人たちが、
それを着ていないからと「仲間はずれ」にでもするようなら、つきあっても仕方がないだろうに。
私は本当に私立校に存在するのかどうかわからないが、この手の傾向にある人が嫌いだ。
いつでも自分が「得するように」しか動かない、動けない、
一見していかにも「お金持ち」風」な人に目を奪われて、そういう人について行けば「何かいい思いが出来る」と期待している、
自分がどうしたい、どうなりたい、は考えているようで全く考えていない、子どもに対してでも、こうなって欲しい、も実はない。
漠然と「私立は素晴らしい」と思いこめばそれ以外の選択肢など見えなくなる、
「一人の子どもになんでここまで?」と疑問に思うこともない、
多くはない収支のつじつま合わせに必死になるのはご立派だが、そのストレスをそれをしない人間にぶつけてくる、
つまり、わかりやすいブランドを着ていない人間や、私立校に行かせない選択をした人間を見下したり。
結局、子どもを私立に通わせるのは子供の「教育」のため、ではなく、自分の「プライド」を満足させるためではないか。
「お金持ちに見られたい、見せたい」だけではないか、自身の「豊かさ」の尺度を持たないが故に。
「私立は派手」とは「地味」な公立校に子どもを行かせていると感じる部分はあるが、
それでも子供の教育以外にお金をつぎ込まなければやっていけないほどではないと私は思う。
本当に教育熱心な私立校はむしろくだらない「お母様競争」なんかさせないようにそれとなく気を遣うのではないか。
マスコミがよく取り上げる「私立に行かせるとおつきあいが大変」とはあえて大変なおつきあいにばかり目を向ける人間だけを
取り上げている気がして、ほとんど私には関係ないが不愉快になる。間違った「先入観」を無駄に与えている気がする。
風邪をひいて不機嫌だ、どうでもいいような記事にイラッとなる。今日は休もう。