日常雑談。

子どもたち二人の剣道の試合ぶりを見ていると性格がよく出ていて面白い。
上の子は「動かざること山のごとし」で、のし、のし、と威圧感で迫る。動きは遅いものの「受け」はうまい。
下の子は「蝶のように舞い」、「蜂のように刺す」、まではまだ行かないな、でも結構、俊敏に動く。
上の子は結局一度も勝つことが出来なくて、それは何故かというと、「攻め」が出来ないのだ。
錬成会で高段位の人から「攻撃は最大の防御です」と諭されながら、それでも相手の隙を突くことが出来なかった。
「隙」をちゃんと見ているのになあ、相手が体勢を立て直すまで「待つ」、「そこだ、いけー!」と何度思ったことか。(涙)
でも「きれいにうつ」とほめてもらったらしい、確かに、「王道」の「正当派」でしたわ、あなたは、、
下の子の場合相手の隙を突くのに容赦はない、がんがん攻める、でも「受け」がイマイチ、それからすぐ体勢を崩す、
そこをパンと入れられたら「負け」なんだけど、ひょいっと避けるのは出来るので、今回の新人戦(団体)は引き分け。
二人には大体同じお稽古ごとをさせてきてるんだけど、剣道がこうもはっきり性格が出るとは思わなかった。
水泳やピアノ、お習字、それぞれ得意不得意があったしなあ。
水泳は二人とも10年近くやったのできれいなフォームで泳ぐようになった。これはやらせておいてよかったと思う。
上の子はピアノが、下の子はお習字が好き、で二人ともまだ習ってる、親としては「もうやめたら?」なんだけどな。
子どもに必要な習い事を私は「体を動かすこと」と決めていて、ピアノやお習字もその一環、
見事なまでに「お勉強」が欠けてると人から指摘されて、「勉強嫌いー」と笑われた、ばれたか。
必要最小限のものを与える、を私は子育ての理想としてきて二人が中学、高校と上がって、それでよかったか?と
今でも迷うことはあるけれど、これでよかった、と思うことが時々あったりして、うまくはまとめられないんだけど、
同じことをさせても、二人が全く違う動きをするのを見てやはり「育てる」って面白い、子どもがいてよかったな、と改めて思った。