最近の本。

発達障害の子供達」を読んでいると、昔は「個性」で乱暴に片付けられていたことがやっと今、整理されてきたんだなあ、と。
それぞれの発達に応じたやり方がわかっていればそれぞれに成長が望める、
少なくなった子供達でなんとか未来を開いていこうと日々地道な努力をする母親や
それに理解を示す専門家で昔はわからなかったことがわかってきているような、読んでいてすっきりする本だ。
「障害」の言葉が誤解を招く、と杉山登志郎先生もおっしゃっていて、なるほど。
図書館でようやく順番が回ってきた本田由紀さんの「家庭教育の隘路 子育てに脅迫される母親達」も読むから
ごっちゃにならないようにしないといけないな、どっちを先に読み終えるべきか、、、もってる本が後回しになるんだよな。
本田由紀さんの本は「はじめに」のところで、大いに共感してしまう、
現実の母親の「これが今の「ふつー」だよ」が無視されて、その「ふつー」が何故そうなのかがきちんと語られない。
適当な人間が適当につなげてわかったように書く、それに大勢の人が影響される、それが問題なんだよな。
さわりの部分で最近乱立気味の「育児本」、それを取り上げられて、なるほどー、と
私は今後問題になってくるのは勘違いした「教育パパ」が増えてきそうなことだと思う。
昔から一定数はいたものの、最近は、「自己実現」に自分が入れなかった大学に子供を入れようとする父親が
ネットでもちらほら見かけられて、「俺だってやり方さえ間違わなければ「とーだい」くらい入れたんだ!」って、
それは何かが違うだろうと、昔の(今も?)子供の学歴に必死になる母親の
「私のやり方が悪かったせいで、パパが出た大学にうちの子は入れないかもー!」の罪悪感とは趣が違うよなあ、、
でも教育って、もうそんなものじゃなくなってきてると思うんだけどな。
本田由紀さんがネットで書くのをやめられたのは残念だ、ネット日記は、2年ぐらいで飽きてくるんだろう。
特にメッセージを持つ人は大体伝えられたかと思えば「もういいや」になるのかもしれないな。
別のことで忙しいが一番大きいか。私は書くのが苦じゃないから続けられるけれど。
そういえばこのあいだ「働くママ」向けの雑誌、ベネッセの「ビズマム」を買った。
「安全でおいしい働くママの食卓」、こういうのを見るとつい買うんだよな、何か新しい知恵はないかー!って。
最近は、いずれ「働くママ」になって欲しいので娘向けに簡単でおいしいレシピを集めている。
「ビズマム」は私にはそれなりに面白い雑誌だったけど、本当の「働くママ」にとっては「たるい」かも。ここら辺はわからない。
本田由紀さんの本を先に読みおえよう。