ブコメに答える。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/chazuke/20080606に、
2008年06月07日 kameda007
「 もし、現実に保護者との間に「バーカ」があったらどうでしょうかと考えれば分ると思うんだけれど。
子供のことを真剣に考えるのが先だと思う」
と言うコメントがついていて、やれやれ、と思った。
こういう実体験の伴わない憶測を当てはめて、何が出来たと思われるのか。
保護者との間に「ばーか」なんてありません、言われたけど「我慢」しましたよ、だからネットでは我慢しないだけです。
子供のことを真剣に考える?誰が?kameda007氏ではない、私だ、そんなことはすでにわかっている。
私はただ不快なことは不快と書きたいだけだ。
ネットと実生活は別だ、書いていること全てで私の現実世界が計れるわけではない。
書いていない事実は山ほどある、事実は書ききれないほど存在する。
私はネットでは「モンスターペアレント」に見えるかもしれない。
しかし、現実世界で本当の「モンスター」にあった人がネットでどれほどいるだろうか?
私は子供を持ってから15年ほど経つが、今まで「そうではないか?」と思える親は一人か二人ぐらいしか知らない。
よくよく知り合えば「モンスター」に見えるたいていの親が不安を抱えている。
「よい親に見られたい」という意識が本来は親として子供にどう「ある」べきか、を阻害している。
親であることを「見張られている」ような世界で、何をしてもむき出しの言葉で傷つけられ、とまどう、
私の知る限りたいていの親がごく「普通」で「まとも」だ、一見風変わりに見えてもそうでもない、
むしろ他人を親として糾弾する人間の方がよほど親として失格者だ。
私の子供に対するいじめの首謀者は保護者共々地域の鼻つまみ者だ。
いじめは私の子供や転校生にだけではなく、他にも山のように続けてきていた、私の子供もその被害者の1人に過ぎない。
何度、学校がその保護者を呼びだしても来ない、電話で注意しても保護者の主張は
「うちの子は悪くない」、「学校が悪い」「いじめなんてされていると「被害妄想」を持つ子供が悪い」、「そんな子供を育てている親が悪い」
で突っぱねていると私は被害に遭ってきた人から聞かされた。私はそのステレオな反応に思わず笑いそうになったものだ。
どうやら、問題児の保護者の価値観は「勝ち」「負け」でしかできていない、
その「勝ち」「負け」基準は「資産」あるいは「コネクションの有無」である。
それが自分よりも「上」であればいじめから子供を撤退させる、「下」と見たら放置する。
私の子供へのいじめがそれほど長く続かなかったのはそういう理由だ。
学校側が相手の親に対して全面的に私の子供を支援する、と宣言したのも大きく影響した。
学校も1人の生徒が起こす多くのトラブルに我慢の限界が来ていたのだろう、
もしこの件で訴訟を起こすのなら証言する人間はいくらでもいると担任から聞かされて、私は非常に驚いた。
もちろん、そんなことは全く考えていなかったのでしていない。
しかし、相手側が我が家の経済状況を執拗に聞き込んでいる、と面識のある何人もの保護者から聞かされた時は本当にぞっとした。
こういう保護者ともつきあうのが子供を持つ、と言うことだ、いつでも怒りなど、極限まで抑え込んでいる。
ちなみに、いじめを行った子供の保護者は怪しげな健康器具やら食品、「水」を扱っている「業者」で、
何とつながりがあるかわからないから何があっても、みんながほどほどに我慢している。
子供は怪しげなやり方で人にものを売りつけて生計を立てている親の「教育」のおかげか、
何人もの子供を巻き込んでいじめを行うのが絶妙にうまい。
そのやり方を私は子供や学校やその他様々な情報源から聞かされて心から感心した。
それはまたそのうち書くが、事情の全てがここに書ききれるわけではなく、その気力もない。
私は真剣に子供のことを考えているからいつでも叫びのような日記をネットに書き付けている。
kameda007氏は昨日のエントリにも
はてなで「いじめの構図」を相手に分らせた所で、子供さんの世界がもとに戻るかという意味で書いた。
社会と個人の問題を相互に解決より冷静に手順を決定するほうが良策。基本的なテロ対策「脅かされないこと」
と書かれているが、
申し訳ないが、いじめなどで私の子供の世界は壊れてなどいない、乗り越える壁を思ったより早くに意識したと言うだけのこと、
子供がいたのははじめから「悪意」や「ねたみ」をふくんだ世界で、それに子供はいじめに遭うまで気がつかなかった、
いじめのような残酷な手段で嫌と言うほどそれを知ることになってしまって、私はそのことを今も悲しむ。
ただ、これを乗り越えて子供は確実に成長している、私の子供は「かわいそうないじめられた子」だけで終わる人間ではない。
だから私は子供の経験を今書いている。kameda007氏はそのことがわかっていない。
「基本的なテロ対策」など、言葉で何かが示せた「つもり」にならないで欲しい。
「脅かされない」ためには、私の子供は転校生を見捨てるべきだっただろう、でもそれはしなかった、
それは非常に立派なことだった、それを親にも黙ってやっていた子供を私は誇りに思っている。
kameda007氏に書くことはここまでだ、
ご自分の思いこみの範疇に、私や私の子供を押し込めるのは楽しいことかもしれない。
でもあなたに本当のことはなにもわかっていない、そしてこの先、わかることも出来ない。私が確実に知っているのはそれだけ、
子供について忠告するふりをして自己顕示欲を満足させるのは私にかんする限りやめていただきたい。