日常。

死刑制度について色々議論を読ませてもらって、死刑制度に反対しよう、と思いつつ、
子供が犠牲者になる事件の加害者をつい「死刑にしてしまえ!」と考えたり、だから私は「裁判員」にはむかない。
ただ、私が「死刑反対」についてどう考えているかというと、専門的な見方からすると間違ってるんだろうが
法律で人の「命」は作れない、だから法律で人の「命」は奪ってはならない、と思っている。
例えば成人男女は必ず子供を持たねばならない、と定められているとしたら、
法律で「命」をつくることが出来ることになる。
つくる権利は保障されてる部分もあるだろうが、そうではなく、つくることを「強制」する法律はないだろう。
これの反対が「死刑」、「死」を強制することを法律がしてはならない、「理想」として。
加害者が死んでも被害者は戻ってこないから、その「死」は無駄でしかない。
「法」に子供を作るのを「強制」されるのはいやだろうなあ、「権利」の侵害だと思う。あと、他にも色々。
「法」がつくれない「命」を奪ってどうする、と的外れだろが、そういう理屈で「反対」しようかな、と。
ところで、借りてきた本をまたちょこちょこ読みをしていて、芹沢俊介さんの「事件論」が読みにくくて涙。
読みやすい文体、と言うのがあって、私は苅部直さんの文章はとても読みやすくて今回借りた2冊の本もさくさく進みそうだ。
芹沢俊介さんの文章は決して難しい言葉を使われているわけではないんだけど、なんかしっくり来ない。
ちょっと「ロマンチック、入ってる?」なーんてかんじるのは、何故?
同じ「芹沢」でも「一也」さんの方はあっさり読めるんだけど。
苅部直さんの本は、私は「和辻哲郎」をよく知らないので、「移りゆく教養」の方を先に読もうかな。
つか、「和辻哲郎」から、「柳田国男」が出てきてそこから「国木田独歩」「森鴎外」までとんでいく。
どんな関連が私の頭の中にあるのか、とほほ、自分がわからん。
整理されないままに「ごちゃっ」と詰め込んだ自分の頭の中を色々整理しておきたいものだ。
香山リカさんの「キレる大人はなぜ増えた」はとっくに読み終えたが、相変わらずこの人は何が言いたいのかよくわからんな。
後藤和智君の批判の方がよくわかる。
私は最近になってやっと「香山リカ」と「酒井順子」の見分けがつくようになった程度だしな。
「同世代でめがねをかけてる」以外、関連性はないやンけー!と自分でつっこんでしまうよ、いやはや。
でも、香山さんの書いてあることに思い当たることはたくさんあった、気をつけよう、なんちゃって。
香山さんの本を読んでいて「暴走老人」なんて本もあったな、と
このタイトルを見ると私はいつも高齢者の車の運転のことを思い出す。
ものすごく強引、かつ危険な運転をするのは私の知る限り大体70代(に、見える)以上の人なんで、つい、、
読書しつつ、その内容以外のことを考えてしまうのだった、、あーあ。