日常。

ところで下の子に何故「青緑色」が好きなのか聞いてみると
透明なガラスのコップに青と緑の絵の具をぽつ、ぽつ、と落とすと、それが絡まり合いながら混じっていく様が
「きれい」だったと、この子の感性はいつも「立体」なので驚かされる。
光の中で揺らめきながら色がかわる、「深い海の色みたいになった」、確かに、きれいな色だね。
「今、一番好きな色を言ったの」と、この子には嫌いな色がない。昔、河合の絵画教室に通ったときの先生の影響かな。
通っていた幼稚園の先生が「これはあんまりきれいな色じゃないね」と言われたのを
河合の先生に言うと「どんな色でもきれいな色だよ」と言ってもらったと教えてくれた。
幼稚園の先生も「変わった色を使うのに、納得できる絵を描く」とほめてくれた。
絵を描くのは今も好きで、今回、卒業文集の扉絵を描いた。この子がもう中学生なんだなあ、、
で、下の子のクラスは崩壊状態にあるようだ。
「海外で研修してきた偉い先生」だった割りに、学級運営はうまくいってない。
でももう、この学年は何度も崩壊を経験してきて慣れてしまって、親も子供も結構平気。
熱心な保護者もいるけど、参観日にも会わない、崩壊状態を見たら腹が立つものね、もう見ない。
しょっちゅう喧嘩あり、けがあり、盗難あり、で、なんでそんなことになったかというと
前半期に「力」で子供を押さえ込もうとしたのが原因っぽい。
低学年の時から札付きで、うちの子も一度怪我をさせられたことのあるやんちゃを
「(イヤな奴が)かわいそうだった、、」と怪我した本人を涙ぐませるほど押さえ込んだらしい。
親が文句を言ってきても「おまえが言うな」と他の保護者が反発して、その数の方が多かったんで、泣き寝入り。
その後その子が不気味なほどおとなしくなったが、どうもその子同様、暴れる系の子が「次は自分か?」と
過剰防衛に走ってるような。即効性のある「力」って結局あんまり意味がないな。
「毒をもって制す」とは言うが、毒はやはり毒。「力」ってそういうモンだろう。
例えば、たいていの即効性のある薬も「劇薬」で副作用が強いものもあるし、物事は全て緩やかに勧めていかねばならない、、
はずだけど教育現場では「今」の子供はどうなる?と和田中の「夜スペ」が説得力を持つ。
あれは、いわば「タミフル」みたいなものかも。「タミフル」って売れているのは日本だけ、ってほんとうなのかな?
「インフルエンザは基本的には休んでいれば治る」という人もいるしなあ、、でも「今、すぐ」がどこででも求められる。
ただ、その「今」と「すぐ」の質が違うことをわかってもらいたいときがある。
愚痴とぼやきの多い毎日。今、「中国動漫」の本を読んでいる。面白い。