すかすか、なはなし。

ホットロードの絵はすかすかでは?」との御意見に、はて、と魔窟化したダーリンの書庫をあさると
ああ、なんかヤンキー汁がしみ出てきそうな「ホットロード」発見。
線が細いですな、私は漫画の絵のうまい下手はほとんどわからんのですが、
NANA」にしても感じる「イラッ」と感ってのは、どうもこの絵の線の細さも関係してるような、
妙な細かさって言うか、「NANA」では特に感じる「どうよ、これ」って押しつけがましさが
その線の細さにでてる気がするなあ、、「NANA」はかなり細かくいろんなものを描いておりますな、
浜崎アユちゃんトリビュート系の女の子がまつげの長さのミクロンの違いにこだわるような、
ある種、神経性のビョーキを疑ってしまうような「細やかさ」に私はげろげろするのです。
「ほら、、私ったらこんな世界の人間なの、わかるでしょう?そのつもりで扱って」
いや、いいんですが、そう言うコスチュームプレイはお好きな方々でどうぞ、みたいな、
ホットロード」も「ヤンキーファンタジー」系でお好きな人にはたまらない、かもしれませんが、
私は別にヤンキーになんの「ドリーム」も抱いてないんで、好きじゃないですな。
好きだの嫌いだのはもうどうしようもない感情なんであなたが私を好きでも私はあなたが大嫌い、
でも許されるはずだと私はしみじみ思うが、なかなかこれが許されないのがネット上でもお約束。
嫌いの感情はもっと尊重すべきだと思いますね、私は尊重しますよ、自分も嫌いって力一杯言いたいんでね。
自分が「嫌い」って言うのは許しても相手に言われんのはイヤってのは誰でもそうですよ、
でもその「イヤ」さをなんとかネットではらそうとするのが世のため自分のため、
それを見てまた「イヤ」と思ってもまあイヤなのはお互い様ですよ、
イヤなモンは見ないようにしましょうね、の提案が最近は受け入れられてるんですかね。
これはひどい」タグを見かけないようにも思いますが。
ホットロード」に話を戻すとすかすかに感じる部分も確かにあるんですが、
そのすかすか感の押しつけがましさが私の「いやいや」アンテナを刺激するんですよ、
そのすかすかの中にめいっぱい「空気嫁」がいるのを感じませんか?
「こんなに無垢で傷つきやすい私たちをあらわす白さ」って白さは白であって白じゃない!(心の叫び)
空気嫁」が充ち満ちに入ってて「あら、奥さん、わからないかしら、この感じ、私たちは白いのよ、おほほ」
(意味不明)そーゆー感じがイヤなんです。
「のだめ」の背景の白さの場合、「もう必要ないモンは描かないよっ、私は」てな潔さが感じられて
好きなんですな、先日おすすめの「ワンダフルライフ?」も「背景なんざ知ったこっちゃねーよ」の
「雑」な感じ、(いや、結構考えてあけてる気もしますが)
「てめー、背景まで見てるか?私は見てねーよ」なそう言う「心の叫び」(ほんまか?)があるようで、
ま、考えてみりゃーこの「白さ」もそーゆー「空気嫁」充ち満ちなわけで
どっちの「空気嫁」がお好き?てなオチで終わるな。
よく考えたら、「NANA」も「ホットロード」も「ヤンキー系」漫画だ、
私は単に「ヤンキー」が嫌いなだけなんだなあ、そう言うことでした。
安部ちゃんのようなボンボンも嫌い、ヤンキーも嫌い、所詮私は一般庶民。
安部ちゃんのしたことは戦後世代が自分たちがお世話になってきた教育基本法を否定することだったんだなあ。
それって今も正しいこととは思えない私はやはりどこかで保守。
麻生も福田もどっちもどっち、で心すかすかしています。
(追記;でもまだ福田の方がマシ。)