さて相変わらず「ポエマー」Mr_Rancelot氏はぐずぐずポエムを綴っていらっしゃるようで、
私が書く「専業主婦」エントリがあんなに好きなのにも関わらず今回はトラバもブクマコメントもない。
彼の新しいエントリでは「ネラーがどうのこうの」で「サンプルが少ない」とぶつぶつ書いているものの
「サンプル」を提示しない人間が何を書いているのやら、こんなにも他人から反論されるのを恐れながら
モノを書く人間と言うのも珍しいなあ、正攻法で何かをかえせない知性は知性たりえるのか。
専業主婦ネタに関する限り何をモデルにして意見を表明しているのかよく伺いたいのだが、
その場合はその配偶者の収入における専業主婦「制度」の利点を数字であげてくれたらありがたい。
様々なタイプを提示してみせてもそれが少ないと臭わせるのならさも膨大だとでも書く自分の「知識」を
少しでも披露してくれればいいのだけれど。
なんにしても彼が通りすがりにたまたま私に好意的な意見を表明した人をつかまえて
下らない嫌みを書くことがなければそれでいい。そして今後彼が私に納得できないブクマコメントを書けば
私はそれを私のやり方で必ず返す。
ところで私の狭い交際範囲内でも旧帝大卒の人間は多くいてそうした人間を特別優秀と思ったことはなかったが、
少なくとも自分の卒業大学を誇ることで自分が優秀だといいたげな（彼がどこの大学出身者か知らんが）、
恥ずかしい存在は私の身内にはいない。周囲にいる人間が皆同じ大学卒業ではそんなことはできない。
暗黒のネット内でもしないでしょうね、自分が優秀なことを他人に見せびらかさなくてもよく自分で知っているから。
学歴だけで世の中を渡っていけないことを彼らはもうよく知っているしね。
その点で彼らを学歴だけではなく立派だと私は考えている。
さて、聡明でやさしい妹がセンスのいいビーズバッグを完成させたりお買い物などにお出かけして
有意義な時間を過しているにもかかわらず、なだめられてもまた時間の無駄遣いをしていた姉は
バーゲンシーズンであることをすっかり忘れていた。このあいだイレギュラーな御中元の手配に出かけたところ
町はすっかり赤札でそういや色々案内状も来てたような、子供服ももう私の趣味では着てくれないから、
いいわよねえ「シャーリーテンプル」「メゾピアノ」、女の子ママのマストアイテムよねえ、、と遠い目。
ものすごい場末のバーゲンで一度だけ「シャーリーテンプル」のワンピースを手に入れて
子供に着せた写真があるもののあんまり可愛い系が好きではなかったらしい娘はムッとした顔でうつっている、
サクランボ柄でチェックのチョーラブリイなワンピースだったんだけど。
（その後姉妹で着てどこかへお下がりとして流れていった）
知り合いの子供が小学生でメゾピアノ、ポンポネットが学校ではやってて買って欲しがるんだけど
「あんなに高いものを着せるのには抵抗があるし、あんなのばっかりねだったら困る」
とぶつぶつ言っていたのでバーゲンでＴシャツ２枚くらい買ってやれば？
案外つきものが落ちるように欲しがらなくなるよとアドバイスしたところ、
確かに、一切ねだらなくなったと電話があった。そこはきょうだい三人の一番上で下きょうだいのために
少し我慢をさせられている風だったので、無意識に母親が何をしてくれるかはかってたんじゃないか、
と思ったのがあたった。上の子は自分が我慢しなきゃとわかってても、どこかで不満や淋しさを持ってる。
そのガス抜きをたまにしてやらなきゃいけないんだけど、なかなか難しい。
地元で実家の両親が目を配ってくれる程度の余裕があれば違うんだろうけどね。
中学生の娘が「もう週休二日の仕事になんかつけないってわかってる」と言ったのが私にはショックで、
私世代とは考え方が全然違ってるんだな、と私世代はやはりバブル社会の影響をどこかで受けていて、
もっと恵まれて当然だ、と感じてきたけど私の子供世代は「恵まれてなくて当たり前」、
不況下で育ってきた子供なんだなあ、と痛感した。
もっとも「恵まれる」尺度も私世代とは格段の相違もあるけれど。
こんな世の中でもなんとか生き延びていきたい、生き延びようと考えている子供に育ってくれたのは
本当にありがたい。子供を持ってよかったとしみじみ思う。
私は生まれてきたのは生きるためとずっと考えているのでどんな状況下におかれても子供に
その心を持ち続けてほしいと願っている。多分今までもずっとそうやって人類は生き延びてきたんではないか、
その普遍性を大切にしたいと思う。子供の職業体験の詳細をまた書くかも。
色々あるのをこのあいだ「専業主婦つながり」で知った。狭い世間かもしれないけどそれなりに学ぶことはある。
