「親業」に「直リンクー!」(嘘です)。

なんか私が「直リンク!」とか書くとすぐブクマがつくみたい。しかもいつも同じ面子が集まるし。
人を集めたい時は「直リンク!」と笛をふけばいいんだな。「直リンクー!整れーつ!」でピシッときまる、
おお、ハテナの威力、凄し。面白いんでまだしばらくハテナに居座ろう。
お集りの皆さんには悪いけど、今日のネタは違うンで、撤収ー。
なんか「親業」なるものをまた教育再生会議が言い出したようで、なんなんでしょうかねえ、
私らは左巻き教育を受けて詰め込み教育の受験戦争の犠牲者で、だから育児もまともに出来ないってか?
それで教育再生会議徳育も豊かな面子の皆々様方のお子様はさぞかし理想的なお育ち方をされて
各方面で活躍中なんでしょう。大変よかったです、以上。とすませたいところだけれど、
大体御活躍中の皆さん方ってそーんなに理想的な育てられ方したんかなー、ヤンキー先生なんて
あやしそーじゃないか?理想的に育てられてヤンキーかよ、と私はとりあえず突っ込むね、
私は少なくともヤンキーはやったことがない。私の時代には流行ってたけど。
それはともかく、「理想の人間像」ってやつが胡散臭くって、また私の住んでる環境が悪いのか
「理想的な人間」ってやつに未だお目にかかったことがない。
がらはよくないかもしれんけど格別無法地区でもないんだけど。本田由紀さんが確か朝日新聞
「母親達がそれぞれ多様化して、理想の子育てと言ってもその子供の理想像が同じものではない」
と書かれていて、そうだよなー、ヤンキーはヤンキーなりの、インテリ奥さんはインテリ奥さんなりの、
「理想の子育て」があるんだもん、これに統一性を持たせるのは相当に難しい。
とりあえず、朝御飯は食べとけ、くらいのゆるさで話しをされるならまだしも、
なんか押し付けがましいんだよな、教育再生会議の言ってることって。その「親業」のハテの
「理想」が誰にとっての「理想」なのか「国家」の都合のいいような「理想」なのか、
そんな「理想」は究極に本人達のためなのか、どうにもよくわからん。
もちろん勉強は出来た方がいいし、環境は整ってる方がいい、ただもう「親業」の言葉の発想自体が、
「お前ら、親として失格」とでもいわれてるようでむかつく。
「合格」の親ってどんな親?教育再生会議に集れるような親だけ?そして理想の子供ってどんな子供?
理想じゃない子供はどうするの?どうなるの?そういう心配をしてしまう。
ええ、だってわたし理想的な人間じゃないですから。理想的にも育ってないですしね。
でも少なくとも自分が理想的な人間じゃない、とわかるくらいの理解力と、
あと多分日本人として一番大事な「謙虚さ」
(私の口からこのような言葉を出る日が来ようとは!教育再生会議、恐るべし)をもってますけどね、
臆面もなく自分達を「理想の親」のように他人に思わせる「親業」なんて言葉を他人に押し付けたりしませんよ。
ゆるーく「できるところからはじめよう」と、なんでいえませんかねえ。
「こうすることが正しい!」みたいにされるのって少なくとも私はすごく嫌だ。
トンデモ親は確かにいますが、自分がトンデモだと思ってないので、有り難い再生会議のお達しなんて
耳にはいらないと思います。現役の先生が混じってるわりにあんまり現場の声が届いてない気がするなあ。
徳育」の教科化が思いやられる、「その場で必要とされてない現実は全速力でスルーしましょう」
とでも教えてくれるのかも。今あそこにいる先生方が身をもって示してくれてる。
まあ、生きていく上で必要な技術ではありますが、それを評価されたってなあ、、、
高得点もらってもちっとも嬉しくない教科って気が、、、そう考えてしまうのは理想的な親じゃないからなのか?
ううむわからん、「親業」、どうしたらそんな発想が、、、私にはわからん、わからんことが多い今日この頃。
とほほ。