ネットは深い。

先日、本田由紀さんの「多元化する「能力」と日本社会ーハイパーメリトクラシー化の中で」を読み終えたので
その感想とあわせて結婚して子供を持つこと、持たないこと、仕事を持つこと、持たないことを
私なりに突き詰めて書いてみようかと思ってたんだけど、あんまり驚いたことがあったんでやめにする。
時々私のところにブクマをする「青空」という人がいて、先日も随分と香ばしいコメントを頂いていたので
まあ、欲求不満の20〜30代くらいの男性だろうかね、と思ってたらなんと私より1世代ほど上の
「女性」であることを発見して腰を抜かした。イヤー、ネットは広い(違う)てか、私の認識不足を
ありありと見せつけられて、まだまだ修行が足りないと心から反省した。
私がトラバもしない、ブクマもしないのは私風情の感想を相手が知ってどれくらい相手のためになるかと
いつも思うせいで、だからどうにもこちらがどう受け取るべきかよくわからないブクマやコメントには苦労する。
この方の私のところのブクマコメントを拝見して「?」となったのは確か「母の世界」で
「人のことは言えません、ははは」と書いたところに「そうですね、ハハハ」とあって(多分)、
ハテ、何故このようなもう既に自分でわかっていることをさらに繰り返す必要にかられたのか、
これはこの程度のことで私が挑発されると思われたのか、それだったら私も見くびられたもんだなあ、
と自分の文才のなさにがっくり来てたわけなんだが、その後、「私も泣いた」とのところでも
言わば「共感できない」的なコメントを残されていたので、いや、誰かと共感したくて書いてるんじゃないから、
と何故この人はこういうことをわざわざ書くのか私の理解レベルでは全然わからなくて弱った。
この方はいわゆる「差別発言」の当事者達のコメント欄でもお見かけして、私はこういう2者の対立劇では
御本人同士が他人を交えずとことん対話するのが一番コミュニケーションの取り方として好ましいんじゃないか
と考えるので、応援してんのか、茶々をいれてんのか申し訳ないんだけど随分悪趣味な人たちの仲間なんだなあ、
と思ったのですな。すみません、その印象は今もかわらないどころか、より強められてしまいました。
この時私がうっかりぼやぼや書いたところのコメント欄になんか得体のしれない人が現われて、
一体何がいいたいのか、論議の行く末をどこに持っていきたいのかよくわからなくて交信を切らせて頂きましたが、
この方に似たところがあるよなあ、とちらっと思ったりして、多分、この方は「藤野真紀子」さんの検索で
よくおいでになる方じゃないかと感じるので別人であればいいよなあ、と願っております。
コメント欄の方はROM専とやらにもどられたのでもう何もいって来ることはないと思うので卑怯に書かせてもらえば
私との言葉の感覚が大分違う人だと感じました。私の書くものを絶賛する(??)人がいる、てのも
さり気ない疑問や或いは私は「面白い」と評価くださるのもどこか見下し視線が含まれている、
と「私」が感じ取るのは、私の被害者妄想のせい、それから恐らく相手の書き方のせい、と思いますが、
これも「青空」さんにとっては「そう、そのとおり」となるような気もし、それは私も書いてるんで、
わざわざ補強することにこの方はどんな意味を見い出されるのか少し知りたいような気がします。
あら、「言葉の意味」からそれちゃった、つまり私が相手に面と向かって「絶賛」する時は
本当にほぼ心から「絶賛」するんで、それから「面白い」と書く時も相手を見上げて尊敬に値する、
と考えてるんで、含みのある言葉の使い方、とても深いんですけど、共感することは私もまたないな、
と考える次第です、ハイ。うーん、本当歯切れが悪い、つまり、中村うさぎさんとほぼ同世代の女性が
考えてることにこういったものがあるのか、とかなりびっくりしてます。いや、心底びっくりしてます。
だから、ひょっとしたらこのネタで色々考えたいような、もう少しこのネタで内省したいような、
でつづけるかもしれない、とあらかじめ書いておきます。本当にあんまり驚いたんで
いつも以上にわけがわからない内容です、それは私のわかってることなんでわざわざ補強はしてくださらなくて
いいのですが、したければしてくださってかまいません。ネットは深い、いやびっくり。