子蟻がぶつぶつ、、、

大分前に書いたところに小梨さんところから沢山人が来てて恐縮する。
すみませんねえ、勝手にあれこれ書いて、でもわざわざお読み頂くこともないなと思ってるんで、
それにトラックバックはしない主義なんで、適当に書きました。えーと、いつも読んでます。とても面白いです。
「働きありさん」とかいいながら私は完全無職無収入の専業主婦だし、まあ立場的には子供を持たない人と
同じかなと、お子さんを持ちたくない既婚女性の気持ちを少しでもわかればいいかな、と思っています。
私自身は、子供が欲しかったので結婚をするような不埒な輩なんで、多分子供が欲しくなかったら
のんべんだらりと仕事と自分の好きなことだけやってぶらぶらしてます。だから子供は欲しくないけど
結婚はした人に興味がわくんですな。その結婚観とはどう言うものなのかなあと、
私にはない発想なんですごく不思議です。「子はかすがい」的なココロもある程度理解できるし
(といって、かすがいにならなかった例もこの年になればちらほら知ってます)
でもその発想から展開する子供へのまなざしはとても勉強になります。
私はあんまり考えずに母になったような雑な人間なんで、子供が親たる私達をどう捉えてるのか、
なるほど、こんなふうに思うのかも、とこれは母になってはわからない感覚ですな、
チッとは子供に気を使うか、とかいいながら喧嘩する時はやっぱり身もふたもなくやっちまうんですが。
考えてみれば勢いで結婚して子供を作ったようなところがあるんで、相手がよくわかって、大体こうなりそうだ、
の分別がつく年齢になっての子作りってのはかなりきついもんがありそうだ、と雑な私でもしみじみわかります。
私は20代半ばで子供を産んでるんですが、同じ時期かちょっと後に結婚した友達は
「30になるまで欲しくなーい」とかで私がなれない土地で子育てに四苦八苦している時期、
やれアジアだヨーロッパだと浮かれた暮らしをし、さあ、30になったから作るぞ!とがんばったところで
なんでかなかなかできない、「不妊症?!」みたいな、泣きの入った相談を何度か受けたりして、
ふーん、人間って不思議だよなあ、とその時ちらっと思いました。
「生活が落ち着くまで子供なんて欲しくない」「よく子供なんか産めたよね」と私は逆差別を受けてきたんで
なんだか立場はちがえど差別発言に晒される小梨さんの立場はわかるような気がします。
それで「私の苦労をあんた達もしろ!」と思ったかと言うと、別にそんなことはなく、
まあ出来んだろうね、あんた達には、と結構イヤラシメの優越感で子育てをしていたわけです。
子育て中の私のテーマソングは「血のあーせ流せー、なみーだを拭くーな」
(古くてわからないかもしれませんね、「巨人の星」と言うど根性アニメの主題歌です)で、
なんつーか、自分の立場の哀しさに酔ってるような、そうでもなけりゃ、やってられんわ、の心境でした。
だから「同じ苦労を」って言いたがる人の気持ちがわからないでもないです。
こういう話しをしたらよけい子作りは嫌になるでしょうね、まあいやでいいんじゃないか、と
私はその立場で小梨さんの考えを楽しみに読んでます。
子作りを強制するなんてレイプキャンプに通じるような危なさがあるようにわたしは思います。
やっぱり産みたくなるまでまってればいいんじゃないか、或いは産まなくたっていいんじゃないか、
そういう世の中になればいいんだけど、世の中専業主婦は死ねとかそういう事書くやつもいるんで、
生きにくいですよねえ、、でも正直言って私はやっぱり子供が全般的に好きです、
他人の子供であっても可愛い、すぐ触ったリ抱いたりしたくなる困った性癖の持ち主で
あまり人様の子供に手をだすわけにもいかんな、と自分のを産んでみました、が本音です。
自分の子供は触りたい放題です。四六時中触ってなきゃいけないのは大変ですが、楽しくもありました。
究極には趣味の問題なんですね、
てなわけなんで、自分の子供以外は触りたくない人というのはやはりそれほど子供が好きじゃない、
でもそれを言うと自分が悪い人に思われてしまう、みたいなずるい連中が多いんじゃないか、
とそれに比べたら、やっぱりはっきり欲しくない、と主張する小梨さんは立派だと私は小蟻の立場ですが思うのでした。
すみません、まとまりません。とりあえず、御挨拶ってことで。
男が子供は欲しくない、って言ってもあんまり責められないのは変ですよねえ、これは大いに言いたいところです。