雑談。

昨日久々に奥様会の知り合いとランチした。私はよく「奥様会」の言葉を使うが
別にお花の名前がついたような会ではなく、単に「ああ、奥様」って方が多い集まりなので
勝手に「奥様会」と名付けている。(本当にお花っぽい名前がついてた会にいたこともあるんだけどね、
宿舎に入ると否応なくそういうことになってしまう、で、出た人は「OB(?)」といわれる)
ランチはジビエがどうしたこうしたで鴨を食った、うまかった。どこに行っても私はこの調子なんで
グルメとはほとほと言いがたい、六本木ヒルズにある店のナントカカントカも見せてもらって雑談、
つかの間のリセット。月に一回、ちらっと会って話をするだけでそれぞれの日常にもどる罪のない
おつきあいなんだけど、こういうところを一瞬見られて「専業主婦どもは、、」って言われるんだろうなあ。
ネットで「女性ブロガー」を広言するものを眺めて、最近、どういう「女性像」が「理想」とされているのか
分析すると大変興味深い。政治ブログ系などでさえ、完全な「専業主婦」はもう「古い!」になってきているらしく、
とある政治家ブログの常連の方はまめにコメント欄に登場するわりに、お仕事をお持ちのようで、
しかもその職業は大変インテリっぽい仕事であるように匂わせていたりして、書き込む時間帯を拝見する限り
漠然とパートではないかと私は思うけど(パートが悪いというわけではないですが)世の中、
色んな御職業があるから茶々を入れるのはやめておこう。また、とある有名コラムニストの逆ファンで、
あきらかに心の病系のブロガーがブログ再開をしていることを知って読むと「念願」の「マイホーム」を建てて
ガーデニング」や「デコレーション(って何のこといってるのか私にはわからん、「内装」のことか?)」
にいそしんでいた、でもお仕事もしているのよ、って強調してるし、非常に不可思議、
2月の騒動から急に建てたとしたら随分と安上がりな物件でいらっしゃるようで、この方の貧乏臭さは
全くどうにかならんもんか、と私はふと涙したりして、でもやはりこの人にとって
「理想」の「幸せ」な「女性」とは「結婚して仕事も順調で海外にも頻繁にいって家も建てて
ガーデンニングもする」ものらしい。また、私の御贔屓の政治ブログランキング30位前後の「北村薫」ちゃんは、
高学歴であることを誇りつつも(もし、本当に「京大法学部卒」なら女性としてまぎれもなく「勝ち組」ですが)
何故か「勝ち組(?)」女性に対する視線は非常に手厳しく、現在の設定では子供ができて会社をあっさりやめて
専業主婦になったけれど、専業主婦、が「女性のあこがれ」じゃなくなれば「高学歴」「キャリア」を生かして、
お仕事をはじめられるだろうし、或いは世の流れが「家庭教育重視」で急にまた「専業主婦」が
「女の正しいあり方」になれば、専業主婦のままだろうし、ただ少子化で、一人っ子は望ましくないので
いずれお子様をまた作られることだろうが果たして幾人作る設定にされるのか、この素晴らしい書き手の方によって
私は世の中の「女の理想像」を把握できることになる。
大分前に「スーパーウーマン症候群」って言葉が流行った気がするけど、今ネット上で他人を罵るに値するほど
「素晴らしい背景の女性像」とは「仕事も結婚もしてて(時に)子供もいて、マイホームもあって
海外にも頻繁に行って」と、ストレスのない「スーパーウーマン」のようで、なのに何故
ブログなどやるヒマがあって、他人や特定の新聞記事を罵るのか、私には不思議だ。
安倍ちゃんの教育改革やらなんやらでまた「やはりお母さんが家にいないといけませんねえ」
なんてことになるとネット上に「専業主婦」が増えるんでしょうなあ、、
女の「理想の幸せ」って自分じゃなく、他の誰かに作られたものばかりのような気がした、
少なくともネット上で見る限りは。(書いてる人が「作ってる」んだから当たり前か)
昨日の面子のほとんどは実は税制上は専業主婦じゃない方ばかりなんだけどね、
そういう人をネットで見かけたことがないのは何故なんだろう、私のネット散策がまだ足りないせいなのかな。