雑談、続く。

昨日、大分前の「フラウ」のレシピで作ったカボチャのサラダの評判が悪くて萎えー、
電子レンジを使ったので温度調整がうまくいかず相当もたついた上、赤ワインビネガーの匂いがきつ過ぎたのと
クリームチーズの酸味とで家族の好みの味に仕上がらんかった。時間かかったっちゅーに。
これだから女性ファッション誌のレシピはあてにならんぜ(と雑誌のせいにする)、
そういや、昨日図書館で読んだ「ヴァンテーヌ11月号」のコラム、
池上彰の新聞ナナメ読み」の「中国の反日」についての解説がものすごく片寄ってて驚いた。
反日」政策は全て中国側の責任で、日本側には一切おとがめなし、というか日本は全く悪くないもーン
って感じに読めちゃうよ、靖国に誰が祀られてるかそういった説明も一切無し、
この池上って人、NHKの子供ニュースの解説お父さんだったらしいんで、どんな香ばしい説明をしてくれてたんやら、
みてたらよかったなあ。女性誌といえばエビチャンの事で以前ネタにさせてもらった内田樹先生のところを読む。
特に大学の先生にまであれこれ手がおよんで来たっていうのをおかしく読ませて頂く。
確かに、私も今の日本の公立教師が他の分野でもバリバリやっていけるとは思えない、
だからいっそ絶滅保護種に指定して「世界遺産に!」と登録したいくらいだ。
でもね、そういう浮き世離れしたものが「教育」ってモノ、ガツガツしたような公立教師なんて必要ない、
ちょっと進学率にガッツを見せたらたちまち「指導要領に違反してる!」で叩かれるんだもん、どういうこっちゃ?
内田先生のブログでちょっと思ったのは先生のお勤めの女子大で果たして「社会にでて即実戦力になる」教育が
必要かどうかってこと、先生も御存じでしょうに、お嬢様女子大の多くの方々が縁故関係で
よいお勤め先がそこそこ保証されてるってことを。そういうあらかじめ腰掛けるところが
決まってるお嬢様方の即戦力はすなわち「今のままでいい」、エビチャンファッションに身をやつし、
フェミニスト嫌いの先生の御機嫌をとり、そこそこの成績で大学を卒業する。
就職後はいわれたことをそつなくこなし、職場の華になって息するように上司のおじ様方を転がし、
会社に長居をせずに時期を見計らってそれなりの方と御結婚、御退職、
これがほどほどの女子大を卒業した女の子に割り振られた「役目」。で、その役目に忠実でいるためには
社会に出ての即戦力なんてワケのわからない下々のための職業訓練は必要じゃございませんことよ、
じゃないのかなあ。私もその手の女子大を出てそういうコースを歩んで来た(ように見える)からよくわかってる、
望まれたことだけを言い、望まれたことだけをする、それがもう板についてしまってる、嫌だと思うことも
無駄だとわかってる、その中でなんとかやっていかなきゃいけない、それが選んだ(選ばされた?)人生だから。
ジェンダーフリーをどうこうしようって連中がこう言うフェミニストの敵(?!)みたいな
優美なお嬢様女子大にまで「職業教育」の手をのばしてくるって、変な話だ。
「欲しがりません、勝つまでは」ってやらせたいのかね。
お飾り系華やか女の子達がいなくなったら日本はますますダメになります。
内田先生がんばって戦ってください!(違うか)
でも「ヴァンテーヌ」でさえ、あんなコラムをのせるようじゃなあ、、、もうダメなのかも。
(注:「ヴァンテーヌ」とはアシェット婦人画報社が出してるお嬢様向けファッション誌です、
「ヴァンサンカン」の妹雑誌といいながらかッとんだお姉様雑誌とは一線を画した「上品」「上質」がテーマの
大人しめのファッションには固定ファンがおります。家庭画報社の「Miss」とタメをはってる、ってかんじ?)