最近のニュース、「美しい国へ、、」

「核保有議論は大事」だと麻生外相は述べてるらしいがそのうち原爆ドームは「子供のトラウマになる」
「美感を損ねる」と取り壊されてしまうんじゃないかな。「美しい国」にはふさわしくないし。
核兵器、持ちたければ、持てば、それが日本国民の総意ならば民主主義を学校で習ってきた私は何も言うことはない。
ただ、日本が核を持ったからといって北朝鮮が核を撃ってこないとはとても私には思えない。
そんなことでためらう国なら、核兵器開発なんてしないだろう。日本に核がふってきたとして、
そのお返しに北朝鮮核兵器を打ち込むのだろうか、それからそのあとは?核をもちさえすれば全て解決するのか、
その「お花畑」とでも言いたい考え方に私は同意しない。核を持つ国が「美しい国」なのか、なるほど。
いざなぎ景気とやらを超えたらしいが、今朝のNHKニュースでは年収500万円以下の二人子供のいる、
住宅ローンも抱える40代(確か)の男性の給与は上がっていない。もし子供が公立校に通っているなら
「奉仕活動」が「義務化」されれば「タダ働き」を「教育」されることになる。少しでも親のために
自分でお金を稼がなければいけない、と考える方がよほど「美しい」考え方と言うのに。
前に戦争中に一番いやだったことを70代後半の女性に子供がインタビューした時、当時女学生だった彼女は
ためらいもなく「奉仕活動」と言った。父親や旦那さんが出征している家の手伝いをしにいってたそうだが、
必ずワケのわからないおっさんがやってきてあれこれ文句をいってきたんだそうだ。手伝うのは構わなかったが
やたらと「お前達がしっかりしてないから日本は云々」なんてくどくど言われるのが本当に嫌だったと聞いた。
日本の「奉仕活動」とはそのような「美しい」「歴史」を持つ。金のある家の子が行ってるとは思えない
公立校の子供達に「奉仕活動」を強制するくらいなら、まともなアルバイトを斡旋する方がいいし、
むしろ「私立校」に「奉仕活動」「職業体験」を義務化するべきだ。
私立でもやってるところもあると思うがまだまだ少ないだろう。私立に通う子ほど必要な経験じゃないか。
男子中学生いじめ自殺問題は本当にやりきれない。いじめの引き金となった教師に同情することはない、
しかしここではっきり認識しておかなければいけないのは生徒達は教師に追随するということだ。
まだまだ子供達にとって教師の影響は絶大なのだ。教育界は「再生」が必要なほど腐ってなんかいない、
腐ってるのはワタミ社長の頭の中だけかもしれない。「公教育は死んだ」と言っている。
私は子供を公立教育に預けていない人たちに自分の子供達の教育をゆだねる気にはならない。
それはあなた方の子供に施せばいい、私の子供にしてほしくはない。
「家庭教育」がある限り、まず、「上意下達」とはいかないことをいずれわかるだろう。
なにがあっても許される範囲内で相手のやり方を逆手にとってやっていく、
国歌斉唱を強いられる学校に通った私が学んできたことだ。大事なことを教えてもらった。
国歌は強制されれば歌うが好きで歌うわけじゃない、それを責められたら「心の問題」と答えよう、
前総理はいい言葉を残してくれた。
受入先の病院が決まらず脳出血でなくなった妊婦の方を心から哀しむ。しかし、ボロボロにされた医療行政の中で
極限まで仕事をさせられていた産科医一人を逮捕したところでなにが変わるというのだろう、
病床を削減することにドクターハラスメントの言葉でマスコミと煽りまくった人間達は
自分で自分の首を絞めてるのに気がつかなかっただけだ。今でも気がついていない、
たった一人のおかしな教師のせいで教員免許更新制が決まれば日本の公教育が本当に死ぬのは目に見えている。
これで、この国は本当に「美しい国」になるらしい。誰にとって「美しい」のか私は知らない。