よくわからない話。

ネット上で知った言葉に「弱者男性(?)」なるものがあるがさっぱりその概念がわからない。
「経済的弱者」ならわかる、でもそれで性差を問題にするのなら圧倒的に女性が多いわけで希少性の高い
「モノ」としての「弱者男性」か?とも思うがどうもそうじゃないらしい。それなら今絶滅の危機に瀕している
「専業主婦」だって同じだしね。(「本当」の専業主婦は多くはいない)
思うにこの世の中、いまだ女は「結婚をしない」と責められ、結婚したらしたで「子供を産まない」と責められ、
産んだら産んだで「育て方が悪い」と責められ、子育てに専念しようと仕事を辞めたら「働かない」と責められ、
一体どないせーっちゅうんじゃ!と私が今若い世代なら言うな
(もうおばはんなんで人に何いわれたってあんまり気にならんけど)
なんにしてもこれらの言葉を男性側にぶつけられることがあるかと言うと決してそうではない。
やはり「弱者」とは女性側に多いものだと私は思う。
一生懸命勉強してそれに見合う程々の収入を得たところで今度は「弱者男性」なるものが
「自分達が仕事もなく結婚もできないのはお前のせいだ」と言いたがってるようだし
(少なくとも私にはそう「見える」)結婚しない自由くらい与えられてもいいはずなのに
「自分達(弱者男性?)と結婚して養ってくれてもいいはずだ」なんておこがましいことさえ言う輩もいるらしい。
そんなことがぬけぬけ言える人間を私は「弱者」ととても思えない、むしろ「ゆすり」とか「たかり」とかに見える。
一方で「専業主婦」なるものが存在するから、自分達と結婚しない女性が増えてる、なんて思うような奴もいて、
一体どこから電波出されたのか、どうもその電波では専業主婦は皆優雅にお暮らしあそばせているように
皆様お信じになっているらしいがそんな専業主婦、私まだ一人も知りません。私自身が専業主婦だし、
お金持ちのお知り合いもいないわけではないけれど厳密に言って優雅にダーリンのお金使いたい放題なんて
「専業」主婦、いませんよ、親からもらった財産があるとか会社の役員をしているとか、そういう税制上で
「専業主婦」ではない人なら知ってますけどね。小倉千加子さんの「結婚の条件」が元ネタらしく、
私も読んで、確かに「専業主婦志向」なる女性が増えているのかもしれないと思ったが
そんな、なんにも世間をわかってない他愛もない女の子の話を真剣に受け止めることはないと思ったけどねえ、、
よしんばそういう夢一杯の女の子がそこそこの方と結婚したところで必ず破たんするよ、そういう人になら
私も出会ったことがある。雑誌なんかの「憧れ」ばかりを追い掛けて、やはり経済的にきつくなって
「兼業主婦」(はじめから「やっぱり仕事はしたいからパートに出る」って人の話じゃありませんよ)
になる人は多い。そういう人がなんでか「専業主婦」を罵倒しがちなんだよね、多分「独身女性」のことも。
でもそういう人は多分どこにでもいてたまたま結婚したらそれを他人を攻撃する「武器」に使い、
独身なら仕事を「武器」にする。あのですねー、そういうおかしな女性と結婚しないですむらしい
「弱者男性」なる方々は十分お幸せだと思いますがねー、知らずして「不幸」を遠ざけている「特権」を
手放しちゃいけません。「結婚しないですむ自由」はそんなに捨てたもんじゃないと思いますよ。
女性がその権限を堂々と行使できるようになったのはそう古い話でもないし。
やはり「弱者男性」ってなんなんだろうなあ、私にはよくわからん。