私がドン・キホーテ的ヨロコビにうち震えているあいだに岩城弘之さんは亡くなるし、
町山さんのコメント欄は再び閉められるし、しくしく、、日頃の行いが悪いせいね、
ダーリンからは「下品な事書くのいい加減やめたら？」と言われるし、とほほ。もうおばちゃんだから
一度不機嫌ネタをつかまえたらいつまでもくちゃくちゃ噛んどきたいのよ、味わいがより増すし。
実は不機嫌ネタはもう一つあったけどもう教育現場について書くのはやめ、精神状態にあまりよくない。
とは言うものの、土曜日、朝日新聞の「私の視点」に「寛容度ゼロ」生徒指導というのを見てがっくりきた。
明石要一、加藤十八、義家弘之、３人の意見がのっていて読んだが、まともな事言ってるのは
「ヤンキー先生」として有名な義家氏だけだった。実は私はあまりこの人の事をよく知らない。
最近よく聞く名前で何となくうさんくさく思ってたが（私は漠然と夜回り先生とかもあまり好きではない）
思ってたよりまともな気がした。あとの二人は結局「オレ様の基準にあてはまらない人間はクズ」だ
と言いたいようだ。「とことん面倒見る」が本質、と言ったところで一所に集められて上からものを言って
なんとかなるのか？なんとかなるのならそれは「洗脳」と呼ぶんだよ、「日本は米国の成功に学べ」？
そして意味なく他国を攻撃する大統領を一致団結して支持するようになるか、大した教育だ。
東京都民はとっくに石原慎太郎なんかを支持するような馬鹿に成り果ててると言うのに、
教育の失敗を学ぶなんて事はないんだな、今あの都知事を支持してる連中は「ゆとり教育」をうけた世代では
ないと思うが、どうなんだろう、なんか私の同世代が一番情けない気がするな、「詰め込み教育」のおかげか？
私は４０手前なのでまだ国歌や国旗に向かって気をつけ！を習った人間だが（地方出身のせいもあるかも）
強制されたせいで今の若い子みたいに国歌を歌いたい気にはならんな、最近の若い子は胸に手をあてて唄ってるのを
このあいだサッカーの試合前に見たぞ、「強制」されなかったから唄いたがるってのがわかんないんだなあ、
みんなが唄うようになったら「国歌」の「ブランド価値」なんて大暴落だと言うのに、最近の右翼はわかっとらん！
全く、鈴木邦男さんを見習え！！現場で「寛容度ゼロ」なんて、もう「教育」とは呼ばない。
そんな問題行動をおこす子供の家庭事情をどれくらいわかってやっていけるのか、
上に立って見下したものの言い方しか出来ないような連中が取り囲んで子供に何がしてやれると言うのか、
「お前は出来損ないだ」と覚えさせるだけではないのか、家庭に見捨てられ、学校の教師に見捨てられ、
行き場のない子供はこの先テロリストにでも走ってしまわないかと心配だ。
正直、「ゆとり教育」のカリキュラムは全くひどいが、実は学校の雰囲気は昔ほど悪くない。
大人が疲れ果ててるせいなのか子供も激しく悪い事をするほどの元気もでないようだ。
引きずられがちな子供が悪さをするのは私自身の時にくらべれば減ってるように感じる。子供の数も減ってるしね。
現行の教育制度に少なからず関わったはずの二人の識者が「現場の教師の指導力がない」的な事を
書いてたのには呆れた。現場の教師を疲弊させたのは上からの締め付けの方が大きいんじゃないのか？
子供に関わる事よりも下らない雑事ばかりを押し付けた、わかってない人間が教育現場をいじる、
自分の色眼鏡の色すら知らないくせに。上から見下すばかりじゃ何も見えない事がわかってない。
底辺に立ってモノを言うヤンキー先生に一票、ちょっと馬鹿っぽいのが玉に傷だが、今回だけは支持する。
それにしても昨今の流行りはグラビアアイドルいわゆるところの「見下し目線」だよねえ、、
世間知らずの親父の「見下し目線」を喜んでる「あほんだらあ」は誰だ！！
