朝っぱらからキレてみる。

今日の朝日新聞の「weekly教育」の欄の
「広島の土堂小学校に確実に行かせるために上の二人を因島に置いて新1年生の3女と小学校のそばに引っ越した」
を読んでぎょっとした。ビョーキでしょう、この母親。土堂小学校は今年立命館小学校の副校長になった
百ます計算」を「陰山メソッド」なんて言い換えて有名になった陰山先生がいた所だがやれやれ、
こんな電波な母親を呼び寄せるとは陰山先生も罪なお方だ、、、大体公立教育を見捨てて私立に走った、
その時点で私は前からそれほど評価してなかった陰山先生を見限っている。百ます計算はもちろんいいやり方だが、
狂信的なまでに素晴らしいやり方とは言えない。そのことは金に簡単に転んだと見える陰山先生もちゃんと
言ってるしまともな保護者なら一過性のやり方でとりあえず何もしないよりはずっとまし程度に受け止めていると
思ったがよくもまあ上の二人を置いて父親も置いて下の子だけを連れて二人で、なんて無理なこと思いついたもんだ、
それを許した旦那は立派だなあ、、土堂小学校に通ってない上の二人の子供の教育は失敗なのか?
中学はともかくとしてせめて小学校は家族と一緒にいられる地元でも充分に思うが、どうだろうね。
上の二人の時に地元の小学校でトラブルをおこしのたか、まあ基本的には私は「行かせた学校が一番いい学校」
と思うので、本人が幸せになれればいいと考えるがこの母親に育てられる子供、
主に二人っきりで過ごさねばならない3女が可哀想だ。朝日新聞さん、どうぞ追跡調査をお願いします。
大体、マスコミが妙に煽り過ぎだとしみじみ思う。実は身内も知り合いの3分の2も子供を私立に通わせてるので
私は私立のよさも悪さもちゃんと知る有利なポジションにいるが、本来マスコミがそういう人を増やすよう
努力をするべきでやたら「公立教育は危ない」「もう公立はダメだ、私立じゃなければ」とだけ書いて、
私立にふさわしいのはどういう考え方のご家庭か、と補足するのを忘れている。これは金だけの問題じゃなく、
私立に一体何を求めているのか、「よりよい教育」といったところでそれって一体なんなのか、
はっきりいえる人は多くないとおもう。うちの実家関係のようにみもふたもなく
「なにがなんでも国立大医学部か旧帝大に入れ!!」という極端な家ならともかく、
「自由な校風」だの「憧れ」だの、それはそれで大層御立派とは思うが、その収支があうかどうか、
金の計算してみるのが常識だと思うね、あうんならいいんだよ、日本はまだまだ金持ち国のようだ、
税金の還元を考えずにいられる人が多いらしい。でも私は正直貧乏臭い人間なんで子供がどうしても
弁護士になりたいからその最短距離として私立の進学校に行かせてくれ、必ず東大法学部に入ります、
とでもいわない限り金は出さない。「将来の投資」っていったって回収不能になっては馬鹿馬鹿しいからね、
幸い子供はそういうこといわないでいてくれるんでよかったけど。ま、近ければ私はためらいなく「不人気校」にも
行かせる人間なんで(実際子供が通う私の母校は創立以来もっとも悪い公立中学校として有名だ)
こんなふうに奇妙なやり方で教育に邁進する母親を評価しないがお互い個人的趣味の問題だろう。
でもこういう人間や風潮をつくり出したマスコミにはっきり責任を問いたい、
一体、今後どうしたいというのか、と。
「公立校はもうダメだ。だから公立校に通う子供ももうダメだ、負け犬だ」
「公立校の子供は荒れている、だから国旗に向かって国歌を斉唱させなければいけない」
「公立校の子供は馬鹿だから「愛国心」を植え付けなければいけない」
こんなふうに行政も政治家も流れを作ってしまった、、、
馬鹿にするんじゃないよっっ!!このあいだ「ブスの壁」で高須クリニックの先生が正直に手の内を
明かしていたように「患者を増やすためにまず病気をつくり出さねばイケナイ」なんていう遣り口の片棒ばかり
担いでんじゃないよっ、マスコミ!!下品なことこのうえないが「今年東大に受かった人の親の顔」
なんてやってる週刊誌の方が頭の悪い人間が作ってるってわかるだけによほどましだ。
なんか朝っぱらから真面目に腹が立った。立哨当番が年々きつくなるせいかしらねえ、、