読んでる本あれこれ。

上野千鶴子、「差異の政治学」と「ナショナリズムジェンダー」を図書館から借りて読む。
期限切れで後者を完全に読み損ねてしまったのでもう一度借りなければ、、って、
フェミニズム」の敵(?)であるはずの専業主婦の私がなんでこんな本を読んでるかって言うと
上野千鶴子さんが前から好きだったのと、なんで昨今専業主婦なるものが敵視しされはじめたのか
知りたかったのと読みはじめると面白いのと、で楽しく読んでる。
いつのまにか「ウーマンリブ」やら「フェミニズム」やら「ジェンダーフリー」やら最近は「メンズリブ」やら
言葉だけがちらほら一般人にも聞こえては消えて行き一体それらはなんだったのか知るヒマもなく
「なんか「お上」が言うてはんでー」みたいに実生活にも関わってきていて、それが前々から不思議だったので
きちんと解いてくれそうな上野さん著作にあたって見た。それで、「よかった、よかった」
どこまでわかってるか自分的にも怪しいものの漠然ととても賢い人たちが一生懸命社会をよくしようと
がんばって考えてくれてると思うと嬉しい。私は京大アメフト強姦事件とどっかのTV記者かなんかの
慶応大学卒の馬鹿たれの集団強姦犯(ビデオまで撮ってやがってこんな奴、死刑だよっ!!)を
訴えでた被害者の勇気ある女性達を心から尊敬していて、たしかに軽はずみだったことは認めるにせよ、
泣き寝入りせずによくやってくれたと、本当表彰したいぐらいだ。一部、と言うか結構多くの男達は
「なんでそういうこと訴えでるかねえ」みたいに思ってるようなのでこういう身を呈した若い女性の行動こそ
フェミニズムとかが迫害を受けながらも地道に啓蒙活動を続けてきてくれたおかげなんじゃないかと感謝する。
フェミニズムジェンダー」の「慰安婦」を取り上げた箇所で
「私は性暴力の被害者にその身を恥じさせ告発を抑制させることはそれ自体許しがたい性暴力と考える
「江原1992:40」とあって、「そうだ!その通りだ!!」と叫びたくなった。
その理不尽さに大きな声で「ちがうやろう」って言うこと、これは結婚して旦那に「寄生」している女だって
言ったっていいことだ、ていうか私は別にダーリンに寄生してるわけではなく、ちゃんと「アンペイドワーク
のつとめを果たし、人類のノルマと思うから子供を二人つくり(趣味もあるけど)、「勝ち犬」と呼ばれたいから
結婚したわけでも、また結婚してない女性を「負け犬」なんて思うわけでも
(だっていろいろなプレッシャーを押し退け非婚でいるのはたいしたもんじゃないか、むしろ「勝ち組」だよ)
ないので専業主婦の私が「フェミニスト」を目指したっていいんじゃないか、と、まあとんちんかんながら
考えたりするわけだ。でもやっぱり詰めがあまくって西原理恵子画伯御挿し絵、高須「クリニック」の院長著作
「ブスの壁」を途中で読みふけったりするから「ナショナリズムジェンダー」最後まで読み損ねたり
するんだよな、でも結構「ブスの壁」面白かった、本当は西原先生の漫画と挿し絵だけを目当てに買ったんだけど、
案外読めたよ、「イエス!高須」先生の本。
でもだからと言って別に整形したいとかは思わなかったなあ、だって高須先生のあの顔になりたくて
美容整形したいと思うかなあ、、「ブスの壁」、別に美容整形をすすめる本じゃありませんでした。
最近TVにでたりして迷走中(?)の西原さんの漫画ものっててお得です。「プルートゥ」より気軽でいいですよ、
と今日もおススメの本1冊、上野千鶴子先生はどうなったー!と、ええこちらももちろんお勧めです、
ナショナリズムジェンダー」は買ってもいいくらいです。最後まで早く読んでしまいましょう。
今週中には必ず!!