難しい問題。

朝日新聞が1面で「分裂にっぽん」と題して教育費について取り上げている。
今日がその第2回目だがあんまり共感を覚えられずに読んでいる。
朝日は同じく1面で「授業料減免11人に1人」とあって、最後の方でその減免を求める人たちの中には
どうも金があるのに払おうとしない人もいるようだとチラと匂わせている。
そうなんだよなあ、高級外車に乗って立派な家に住んでるのに給食費払わない人がうちの学区にも
結構いるからなあ、「払う必要無いし」ってお前の子供給食お代わりするそうだが恥ずかしくないか?
と聞きたくなる。近くに幼稚園からある私立に上の子供を行かせてる人だが下の子はそれを拒否している。
中学からは絶対行かせるそうでも、おにいちゃんは登校拒否になってるらしいから
弟のややしっかりしてる子がそれを受け入れるかどうか、、、
将来絶対トラブルおこすだろうな、あの一家、と地元のもっぱらの噂だ。
一体親は何を恐れて何を求めてるのか、一度同じ役員をしたが途中からこなくなったし、
はじめっから公立の保護者達を馬鹿にしきってたのでなんとも不思議だった。
引っ越して地元に帰ってきたばかりだったのとたまたま着てた服と靴、鞄が多少は目につく
ブランドモノだったせいか私とは話をしたがあまり共通点もなく今でもすれ違えば挨拶はするが
どうも弟君がしょっちゅう学校で問題行動をおこして呼び出されてるらしい。
最近はもう呼び出しにも応じないそうだが。私はそれほど公立は悪くないと今でも実は思っていて
別名「岸和田少年愚連隊」中学の、私の母校(わはは)に子供を行かせる事に抵抗はない。
悪いのも、もうここまできたら立派な伝統って事でかえって面白い。地方だし、近所に同じく
私とダーリンの唯一共通の母校、元旧制中学の進学校があるのでそこに行かせればなんとかなるさ、
とタカをくくっている。それに大体学歴に私もダーリンもそれほどこだわりがないからなあ、、
私の実家は育ちが悪いのでカリカリの上昇志向、
「国立もしくは有名大の医学部あるいは旧帝大でなくば学校にあらず!」と公言し、
「ゆけゆけおいこせ、東大一直線!」を合い言葉に私を叱咤激励するんだがどこでどう間違ったか
私は人に右向けといわれれば永遠に左を向こうと心に誓うタイプなので御親戚を嘆かせている。
もちろんダーリン側の方もそっち系なんだがダーリン自体が私と同じ人間なのでま、助かっている。
知り合いのところは旦那さんの進学熱がすごいしね。ダーリンは中学まで附属校だったので
そういう人にしてはあまり教育にうるさくないのは珍しい気がするな、御立派!
もっとも私と結婚したがった人だもの、変わってるのは御墨付きか。
ヘへ、でも私、わりにみかけはいい方なのよ。今でも助かってるわあ、変わり者なの隠すのに。
この先、子供達がどうなるか、もう少し様子を見ておこうかと思っている。
上の子は今のところ塾にも行かず中学でトップの成績を保ってるし、
卒業したのに何故か縁もゆかりもない剣道場に乱入してくる元3年の不良達に困惑してるものの
それなりに荒れた中学と言うのをつぶさに見るのを楽しんでいる。「何故あの子はこうなんだろう」と
色々考えていて、それこそが私にとって子供に望む大きなもので自分の置かれた家庭環境が恵まれたものだ
と気がつくのもそう遠い事ではないだろう。
その点から言うと「分裂にっぽん」で取り上げている「受験」で「格差」って言うのにピンとこない。
学校は単なる通過点だ。確かに今の公立の教育指導要領は手足縛られてはいるものの
がんばってるところもある。
「お金がないから第1志望校を受けられない」云々はなんか間違ってる気がする、
例えば、将来「東大」にはいりたいからその第1志望校を目指したとしたら、まず楽々、
そこに受かる実力がなければはじめから東大は無理だ。
そういう「常識」をもう少し新聞は書いとくべきと思うがどうだろう。
また東大入って幸せになれるとも限らんし。
あ、この考え方って、「下流社会」的?だってこれも本当の事だもの、一面はね。
なんにしてもマスコミの取り上げる教育論はちょっと変な気がする。
金の有る無しで学歴がきまるのは今に始まった事じゃなし、
なんて言えるのはいつでも子供が望めば私立に行かせられるからなんだろうな。
あ、そういやホモかッちゃんは灘だったが、たしか浪人して早稲田じゃなかったっけ。
早稲田なら私の母校からも結構行くよ、現役で。灘は旧帝大入ってナンボの学校だけど
そういうのってどうよ。
もっとも、私もやはり親の子で子供にそこそこの大学に入ってほしいと本音はあるので
国の公立への締め付けにはぴりぴり来るなあ。うーん、オチがつかん、教育論は難しい。