子供達の「女王の教室」

昨日、子供達のお友達が遊びにきてて話題に「女王の教室」が出ていた。上の子の友達が言うのに
「あの子おかしいよな、ふつうあんな事せえへんって、あんなん日本人のする事ちゃうし」って、むちゃむちゃウケル。
どこの事かって言うと工作室で「おっされー」グループの仲が険悪になった時主人公の女の子が突然椅子に飛び乗って
歌を歌いながらパフォーマンスをするシーン。確かにあれには無理がある。
もしうちの子があれをしたと先生から連絡があったら横抱きにして児童精神科の戸を叩くな、わたしは。
つい見過ごしてしまった無理目な設定を鋭くチェックしてる娘の友達は優秀。辛口娘とは類友
とにかく不評なのはあの子達が6年生に見えないって事であのおされな3人組ぐらいしか6年生には見えないそうだ。
リアル小学生、恐るべし!それでも遊びにきてた5人全員がみてるんだからかなりの高視聴率なんだろうな。
前回はますます天海姐さんが人間離れしてきてダーリンは「ファッショだ、ファッショの勃興だ」と騒いでた。
私は子供時代の忘れてた友達の事思い出したりしてちょっとトラウマスイッチ入りかけ。切ないよなあ、子供って。
私と二人の子供達のお気に入りは新堂さん。「『ヒカルの碁』の子と同じ名前だ。」と二人は言うけどそうだっけ?
ダーリンの贔屓はど真ん中、主人公。下の娘はあの病弱で優しいお姉ちゃんにちょっと惹かれてるらしい。
なんせ実際のお姉ちゃんは頑健で強硬だもんね。そのわりに「あのお姉ちゃんは最後は死ぬと思う」
とチビなくせに言う、言う。ダーリンは新堂さんはなんにもしないからいけない、と主張。
「もっと変えるように努力しなきゃ」ってさすが優秀附属校育ちは違いますな、子供や私はもっと現実的です。
私が新堂さんがいいと思うのは他人に依存をしてないからだ、と子供達に話す。
「静かに自分の意志はちゃんと通してる、主人公はどこかで他の人に期待する気持ちがあるように思うよ」というと
二人とも色々考えたようだ。子供達にとってはあの主人公の行動の無理っぽさに乗れないとこが
新堂さんに向かわせた一因らしい。でも天海姐さんみたさに楽しみにしてるんだから、やはり天海姐さんはすごい。
この先、あらゆる苛めの洗礼を受けるらしい主人公にどれくらいリアル小学生が感情を投入できるか、
それが高視聴率を保ち続けられるかどうかの分かれ目だろう。
なんにしてもごく普通の公立校の子供達の口コミと突っ込みは侮れない。日本もまだまだイケテルよ。安心だ。
明日から旅行、テロの危険の中、家族でサバイバル、ってか?
あ、杉浦日向子先生、亡くなられましたね、哀しいです。「合葬」、じゃなかった、「合掌」。