忙中閑あり。

隙間時間にはてなの話題をのぞくと

「大学を現役で卒業して就職先に3年以上いるのは全体の16パーセント」なる

かッとんだ意識調査(?)があったようで、はて、と。

なんとなく恣意的なデータの出し方に思えるんで要は本の広告なんだろうけれど

なんでこんな炎上マーケティングみたいなのがはてなでは多いのか、

ちなみに我が家の娘たちはその2割の中に入っているんだが。

そういう人間の周りはそういう人間しかいなくなるので、わたくしの体感としては

もうちょっと多い気がしなくもないものの、これは個人の見解。

最近の社会的データの出し方は現実に見合ったやり方はできないか

と、聞きたくなるような、まあ、人目が引ける数値をもっともらしく出す手法は

無駄にすごいものの、不思議とこういう数をいじる人っているよね、

文系的数のいじり方、いじましい数値の出し方、と言うか、

なんとなく「俺って数にも明るいんだぜ!」的なコンプレックスを

どこかしら感じるのは私が同類だからか。

最初に働き始める場所を3年以上持たないところを選んでいる時点で、

そこがどこであろうが見る目のない無能感が駄々洩れである現実を

不思議とネットの就活お手伝いします!勢が書かないのは、

大抵「就活お手伝いします!」がそもそも会社に3年以上いたわけではないからで

「底辺職」で有名になった「就活の教科書!」主催者は

半年もたたずに最初の就職先を辞めているのでこれで就活アドバイスってなあ、と

誰も何も言わないネットの優しさには泣けるものがあった。

ネットで誰も書かないのでワタクシが書いておくが、

まともに転職したければさすがに最初に勤務した会社を3年で辞めるな、と

まあ、親のコネクションがあればもちろんそれには当てはまらないが、

親のコネも無限ではないのでどこの誰でも気を付けたほうが良い。

そしてステップアップはたいていいわゆる「リファラル」で、

他人から声がかかる極少数の人間を「コネ採用」と間違ってはいけない、

最初の会社で3年以上がある種の目安であるように、

アップした就職先でもさらに3年以上の勤務実績があってようやく

「できる!」人間とみなされる、

だからつぎはぎでかつやめた後の勤務歴がどんどん伸びるおかしな経歴が

ネットで見られたりして、

「たった2割以下」から離れた話になったが、

どうしてこの手の話をしたがる人間は妙にこわごわいじった数を

ひけらかしたがるのか、不思議に思うボケばあさんであった。

話は変わるが、下の娘に内定をくれるといった某企業が

「そろそろ就職して5年たちますがうちに来る予定はありませんか?」と

メールが来たそうで、娘曰くこの手のメールは割とほかの企業からも来るけれど

そこは珍しくきちんと名指しで来たので驚いた、と珍しい理系人材には多いようで

しかし今の会社を辞める気がないので放置だそう。

ここは、地元のスーパー企業なのでワタクシ的には大変好感度が高く、

いっそお婿様と共にお世話になっては?と考えたりするばあさんであった。

内定を辞退する際も

「(娘の名前)さんは大変優秀なのでほかのもっと大きな企業で

活躍されることでしょうが地元にもし帰ってきたい、地域に貢献したい、と

考えられた際はぜひともご連絡ください。」と感じがよかったので

この度も好感度アップ。人事の人間が凄腕なんだろう。

とりあえず娘自慢にしかなってないネット日記はこれにておしまい。