と、かねがね「元P&G!」を見かけるたびに思うんだが、
世の中、あのくどい広告を見て「買わなきゃ!」になる
田舎から出てきたおぼこい奥様がいるのか、伊東氏に聞いてみたいものだ。
広告だけは大々的で製品はいまいちである現実にうんざりしつつ、
しょっちゅうやってるマイナーチェンジで投げ売りになったら買うこともある程度の
製品しかない企業は撤退しても何ら日本は困ることはない、と私は思っている。
私は投げ売りにならなくてもライオンや花王の製品を買う。
なぜかといえばちゃんと汚れが落ちるから。
「P&G」製品は下手したら汚れが全く落ちないこともあって
「除菌!」も「消臭!」も日本の2社に比べたらはるかに落ちる。
まだどこかのパチモン海外製品の方がましな場合もある。
広告だけはいつも派手で話題の俳優さんたちを使って「いかにも!」ではあるものの
モノがよくなければ話題の俳優さんたちの力演も嘘くさく映る。好感度ダダ下がり。
若い人を取り込んで!の発想は今に始まったことではないし、
ものを知らない人間をいちげんさんで引き込んでもリピートがあるかどうかは
ものそのものの良さにある。そして広告に騙されるのも数回が限度。
人は学び、成長する。
それを阻害してまでもリピートさせるには「麻薬」を与えるしかない、と言うのは、
広告する人間として広告するモノが全く信用ならない、を告白しているも同然だろう、
吉野家の広告屋は吉野家の牛丼を全く愛していないのがよくわかる。
「元外資系!」をウリにしている「生娘」親父をクビにして
「3食牛丼でもオッケーっす!」な20代の営業マンを広告に加えたほうが
良いアイディアが出るんじゃないかな、吉野家は。
ことあるたびに「元P&G!」を強調しなければ飯のタネにならない某女史が
早くも「私のせいなんです!」の声明をツィッターにあげたが、
そういうとこだぞ!と思ってしまったわ、
昭和的「私たちが謝りますから!」の体育会的連帯責任、
「この私がきつく叱っておきますんで、この度は私の顔に免じて云々」ってな、
この昭和しぐさ、30代半ばでもまだやる人間がいるのか、きっつー、とあきれた。
ものすごく薄気味悪い企業「文化」やね。
こういう人間が「イケてる元外資系マーケター!」なのかと思うと、
マーケティングの地位は最底辺でも良いな。
「元P&G」と名乗ることの依存性の高さはシャブ中並みなのか。
ことあるごとにそれをひけらかせばネットで生きていけるのものなのか。
現在、吉野家の広告に出ている藤田ニコルちゃんが「シャブ中の生娘」に見えるので
一番の被害者はニコルンだなと気の毒に思うのでした。おわり。