お嬢様の爆走。

親世代は、二人ともまだ若いしこれからコロナがどうなるかわからないから

しばらく様子を見たらなんて考えるんだが、

一度「こうする!」と決めると引かないのは

何も某プリンセスだけではないことは同じ年ごろの子供を持てばわかるはず。

反対する理由のない相手であり、こんな時期でなければあれこれしてあげたいことは

山ほどあって、でも「全部自分たちでするから、したいから!」と宣言されては

見守るほか、何もできないのだよね、どこかで抜け落ちた部分があって

危なければそっとわからないように手を貸してあげることができるか、

そう願ってみている。

二人ともが自立するに十分な収入があって、仕事を手放す気もなく、

また、娘がかなり理系的才能のある人間なのは一緒の研究室で共に学んだお相手が

一番よく知っている、むしろこれからの彼女を「支えたい!」タイプの方で

その理解のもとぬくぬくと「偉くなってやろう!」なんて考える欲張りさんが

人生を爆走するうちの娘。「サッサと結婚も済ませちゃって」のような、

ちゃっかりした考えの下、これからの人生、どう生きていくのか、

楽しみのような、心配なような、

「男社会で生きる!」人間なので、相当男の子っぽい考え方で

「恋愛」というよりは「相手に責任を持つ」で結婚に至る、

娘は昔から「老若男女」全方位にモテる人間で、

現在、適齢期の男性が多くいるところで

離れたところにいる婚約者氏はそれはそれはもう心配で心配で仕方がない、

相手を安心させるための結婚って、「恋愛」要素ありますかね?

と、おばはんは思ったりするのでした。

責任感が先に立つところが娘らしい。

もう人に指示をする側になって、この先もずっとそうなんだろう。

判断の基準が「上に立つ人」のものになっている気がする。

ワカモノの結婚への考え方はだいぶん昭和とは違っているようで、

時代は私が「爆走」と思うものが通常モードなのかも。

親はずっと息を切らしてついていくしかないよう。

それが「子供を持つ、親になる」ということか。ともに走れるところまで。

おわり。