とりあえず、1位のリウ氏と4位・日本人・反田氏を聞き比べて、
まず思ったのが「課題曲の前フリ、ながっ!」だったりする。
いつ、ピアノが始まるのか、ドキドキしてしまったわ、なんであの曲?
先に1位のリウ氏を聞いて「たい、りょく、あり、ますっ!」ってな感じと、
ものすごく正確にちゃんと弾いている、のはよくわかったが、
どのあたりが1位なのか、最初はさっぱりわからなかった。
とりあえず最後までタッチが全く変わらず弾ききったのを聞いて、
次に反田氏を聞くと「これぞ、日本人の考えるショパン!」って感じの
甘くロマンチックで情感豊か、日本人だったらこっちかな、と思ったが、
最後まで聞いているとこれは好き嫌いがあるのかも、と。
思い出したのが、かつて話題になった「マリーアントワネット」の映画で
映像の甘・甘さがくどいほどで、お好きな方にはたまらないが、
甘いのがそこまで、という人にはきつい気がして、そういう演奏かな。
私はそこまで甘・甘が好きではないので、途中でもういいかな、と思ってしまった。
多分、ずっと難なく聞けるのが1位のリウ氏か。
最初から最後まで「邪魔にならない」というと変なのだが、スーッと聞ける。
反田氏は癖が好きない人にはたまらない、ビッグファンがつきそうだが、
私はそこまで共感がない。1位には1位の理由があるんだな、と思った。
審査員に日本人が多ければ、1位だったのかも。
演奏の好みも国民性があるかな。
1位のリウ氏のような最初から最後まで透明な演奏ってなかなかできないのかな。
「まだあと10曲くらい軽く弾けます!」な「体力あります!」なのも個性か。
と、言う感想。おばはんは最近家で音楽流しっぱなしをするので
ずっと聞くのは1位のほうが良いと思った。おわり。