ミステリチャンネル雑記。

昨日第2シーズンが終了した「グランチェスター」と今週から始まった「お葬式から事件は始まる」を撮り溜めている。
英国名産イケメン俳優売り出しドラマ「グランチェスター」は安定の出来、
ミステリチャンネルでくりかえし番宣したオーストリア産ミステリ「お葬式から〜」もなかなか楽しい。
「お葬式〜」の登場人物は「おばあちゃん」がどたばたする「ミステリ」と言うより「コメディ」で、
全世界共通のおばはんにありがちな確信に満ちた誤解のまま、無駄な行動力で突っ走りいつの間にか「事件」を解決する。
この上なく都合のいい、まさに「おばはん」ドラマで、少々弱っている現役おばはんの私は見ていると元気になれる。
しかし、英語圏以外のミステリは基本的に見づらい。ドイツ語、ロシア語は字幕がないとわからない。
故に現在ミステリチャンネルで深夜にやってるロシアの「現代版シャーロックホームズ」はドラマ自体の出来がよくても見続けられなかった。
たぶん、放映時間の長さも関係する。「ウクライナの探偵」や「お葬式から〜」は1時間弱で、聞きなれない言葉もその程度の時間なら我慢できる。
これが2時間弱となるときつい。断片的に言葉が聞き分けられるフレンチミステリなら、長さは気にならないので、私にとって「聞く」は大切な要因らしい。
「お葬式から〜」に話を戻せば、古今東西、常に存在する暇で元気なおばはんが連れ立ってろくでもないことをしでかすファンタジーが今の私を不思議と癒す。
イケメンがかけらほどもでなくても、ぜんぜん美貌とはいえないおばはんしか出なくても見られるってすごい。
弱った年寄りしか見ていない私には元気なお年よりは希望。弱った人を見ていると、私も弱る。介護でつらいことのひとつか。
ま、楽しみなテレビドラマがあるのはよいことだ。私もいずれ今を乗り越えて、このように元気ではた迷惑なババアになって余生を過ごそう。
オーストリアミステリ、侮れず!終わり。