日常。

高速で雛人形を出す。上の子の段飾りも高速で出して高速でしまう。(たぶん)
娘の大学のお友達の話を聞いていると面白い。
優秀な子が多く、こつこつ真面目に勉強する技術も備えつつ、誠実に世間に向かおうとする姿勢が感じられてすがすがしい。
派手に「海外に出てボランティアー!」「若さあふれる意見を全世界にネットで発信!!」(それが悪いわけではないだろうが)ではなく
それなりの技術力に裏打ちされた行動なので信頼できる。若さに最も欠けているものは「信頼」だからね。
先日、東大の推薦入試が話題になっていたとき、
文系はともかく、勉強の量が違うのがあきらかにわかる推薦入学者は国立理系ではかなりきつい、と娘が話していたのを思い出した。
娘の学部にもごくまれに存在するらしいのだが、彼らはだんだん学校に来なくなるらしい。
決して能力不足ではないのだろうが、絶対的に「量」が必要な勉学においてはその手の入学者は不利なようだ。
それでもこつこつやり続ける能力があればなんとかなるようだが、彼らは「こつこつ続ける」能力が圧倒的に不足しているようで
瞬発力と継続力とは別物なのだ、と改めて。
国立理系の推薦入学者のその後を丹念に検証する必要性があるのではないか、うまく行く子は限られる印象だ。
瞬発力と継続力を兼ね備えた学生が多くいる大学ではどちらかだけの能力しかない学生は辛いかも。
それでも継続力しかもっていない学生のほうがついていける確率が高いので、やはりそちらの能力を出来るだけ育てておくのが大切かも。
瞬発力は、たぶん、あとからでもつく。
そういうことを、娘の雑談から感じた。大昔、「継続は力なり」と習ったが今もそうなのだな。