日常。

春めいてきたので、家のなかをちょこちょことお片付け。毎年このシーズンになるとくり返す言葉は「かたづけるって捨てること」(涙)
みなさま、いかがお過ごしでしょうか、、(遠い目)
世間では町山さんが盛大に喧嘩をしていたり、吉本ばななのお父ちゃんが亡くなったりしているというのに、
私が今一番びっくりしているのは「野田ともうします」の野田さんが4巻目にしてようやく「進級」、
野田さんが大学に入ったころに高校生になった上の娘と「同級生」になったわ、、永遠の「フレッシュマン」として書かれ続けるかと思ったのに。
漫画つながりのついでに書くと「中国嫁日記・2」でも「震災」ネタが取り上げられていて、いやー、大変でしたのねえ、、
一方「日本人の知らない日本語」では、震災ネタはなし、間に合わなかったのかな?
で、ネットの話題に戻って、町山さんのハデな喧嘩は遠くの方で山が燃えてる、的な距離感で読む気はなし。面倒くさいことしてるなあ、の印象だからね。
春の喧嘩ははてなの名物。
吉本隆明死去については、私の実家父がこのかたを「神」のように思っていたので、でも今、彼が亡くなったことを認識できるかどうか、
そこが私にはほろ苦い。
そして小熊英二さんがどうやらお嫌いだった思想家なんだけど、何かエッセイ的な本を読んで、小熊さんが嫌うほどの人ではないような
そして対象に愛情がなければその本質など見極めることは出来ないのだ、と初めて認識させた人でもあった。
小熊さんは清水幾太郎もクソミソに思っているようだけど、クソミソに感じると、そのひとの本当の姿って見えないものなんだな、
小熊さんほど聡明な人でも、と、「読む」とは書かれている内容以上に教えてくれることがあるなあ、、
愛情と尊敬を持って接したとき、初めてその生き生きとした本当の姿が見えてくる、それを教えてくれた本が苅部直さんの「丸山眞男」だった。
で、性懲りもなく前の話題に戻って、町山さんもその喧嘩相手も、お互いを苦々しく思っている限り、なんにも解決しないだろうな、
なんにも見えないだろうな、と思うのでした。
終末は、忙しい予定。