ごあいさつ。

はてなで日記をつけ始めてから5年。
順調に子どもが育ってくれているように、順調に親も年をとってきて、実は、実家の親があまりよくない、と言うか、父親の状態がかなり悪い。
心身共によくない。子育てが終われば介護だな、と覚悟はあったものの、やはりその時が来ると少々とまどっている。
来年は、いよいよ子どもたち二人が受験生になって、特に高3の上の子には子育て最後のサポートをしなければいけないので
ネットで遊ぶのも少々控えようかと、要は「毎日更新」はやめて「週1」、時期が来れば「月1」くらいの更新頻度に落とすことに決めた。
来年から、上の子の大学がきまるくらいまで、「お楽しみ」のネットはやめて、実生活に専念しようと言うことで、
いきなり日記が途絶えていたら心配してくださる方もいそうなので(?)、とりあえず「お断り」を。
書くのはほんの数分ですむんで続けられなくはないものの、私の悪いところは、時間がなくてもついついよそを見に行ってしまうこと、
それが「楽しみ」なんだよね、こんなこともあるんだなあ、とか、こちらのお子さんはもうこんなに大きくなられて、とか、
私は書く以上に読むのが好き、パソコンを立ち上げてネットに日記をのせて、他を見ないでいるのは「無理」、
ネットに日記を書くのも、読ませてもらうことへのほんの少しの返礼であったりもする。
一瞬、ちょっとかっこいいかもと、「プライベートモード」の利用をふと考えたりしたんだけれど、
はてなに連れてきたダーリン曰く「それはいけない」「君はもう発言者として認識されているんだから」と、わかったような、わからんような。
「いつまでもその発言を多くの人が見られるようにしておくべきだ」とのことで、いや、そんなに多くの人が読みたいものかどうか、
私は、正直に言って、私のような人間の書くものは読まないな、すぐキレるし。
ただ、私にとってネットに存在する意味とは、ただ存在し続けることで、生きることに意味はないけれど、生き続けることそのものに意味があるように
何を書いたか、何をしたか、よりももっと、ただ書き続けることが、大切なんじゃないか、と考えている。だからネットをやめることはない。
これから年をとってどのような老害な発言をしていくか、自分自身でも楽しみだ、老醜をさらすのも生きている人間の義務、なんてね。
この1年ほど、親の老いとつきあってきて、「共に生きる」ことの難しさ、また大切さに、あらためて気がついた。
「肉親」であるからこその難しさもあったりして、
子どもにつきあうのが「若さ」と向き合うことであり、親につきあうのが「老い」を知ることでもあり、
その機会を得るのは、子育てが貴重な経験であるように、年をとった親に子供として対峙するのも、得難い時間だと思っている。
子育てでもそうであったように、結局、人に何かを「してあげる」ではなく、人に、人が出来ることはただ「寄り添う」だけなんだと、
少しづつ衰えていく親に子供として何が出来るか、そういうことを考えた時期もあったものの、「出来る」なんて考えることが傲慢だとわかった。
ただ、一緒にいようと思う。
その「時間」をもう少し持とうかと、物理的に、2軒の家を行ったり来たり、
ネットやってる暇に出来たこともあっただろう!と、反省するところもあるんで。
まあ、一杯、はいってぐたぐたと書きましたが、少し更新が滞ります、と言うことで。
とりあえず、日記のタイトルは「全開バリバリだぜ!」な「漢字」の多いヤンキー風をあらためて、今度は「ひらがな」にします。
「ちゃずけのきろく」と、「きろく」とは落語の中によくでてくるキャラクターの名前で「記録」以外の意味もこめております。
それでは、よいお年を。