回復しつつあります。

私はインフルエンザより「ただの風邪」がこわい。本当に「風邪」かどうか、きちんと直るまでわからないし、特効薬もない。
インフルエンザははっきり診断がつくので安心してしまうなあ、もう、うちの子たちは体力のある10代だし、休ませておけばすっきり直る。
とはいうものの、熱の高いうちは心配で、あれこれ甘やかしてしまう、
ナタデココ入りのゼリーが食べたい」「おうどん食べたい」「カルピス欲しい」とか、
うちの子たちはどんなに熱が高くても食欲は不思議と落ちないので(幼児の頃から)心強い。
昨日の朝は39度熱があったのに、しっかり「おうち特製グラタンパン」を平らげるし、昼は「たこ焼き」をぱくぱく食べる、食欲に感謝。
小さな子供の頃、特に赤ちゃんの頃は、ただしくしくと泣くばかりで火のように熱い体をぴったりとくっつけてくるのが心配で夜、眠れなかった。
赤ちゃんは急激に容態が悪くなる、と聞いていたしね。
子供の病気は半分以上母親の不安との戦いだ、ひょっとしてもっと悪くなるんじゃないか、本当は先生が診断したよりもっと悪い病気じゃないか、
夜、熱が高いままだと余計にこわくてたまらない、
ある日奇跡のように訪れた小さな命がそれが当然のことであるかのように、奪い取られるのではないか、漠然とした恐怖といつも戦った気がする。
今ある状況よりもっと悪い方を信じそうになるのは何故なんだろう、とよく考えた。こわいのは「想像力」、というよりは「妄想」か。
今朝はもうすっかり熱が下がって、今、すーすーと眠っている、もうあと1日、寝ていれば直るだろう。
子どもたちが赤ちゃんの頃、「小さな子供は急激に容態が悪くなる、と同時に、よくなる時もいきなり」と聞いて安心した。
すぐよくなる方を信じよう、と思った。悪いことよりもよいことを信じる方が実はとても難しいとその当時にわかったので。
子供の体調が悪くなると昔のことを思い出すなあ、、