雑記。

芸能人のブログに嫌がらせをしたことで書類送検された話が注目された。これは「営業妨害」だもの、書類送検ですんだのはぬるいんじゃないか。
こんな「事実無根」の話を繰り返し書かれてはたまらなかっただろう、この摘発を危険視しするのは違うと思う。
しかし、送検されたのがたった18人とは、案外少ないもんだ、少数の人間が何人もの人間を装って繰り返しやってたのかな。
芸能人のブログに粘着していたのが18人程度なら、一般人の日記に粘着しているのなんて、一人が数人を装ってやってるんだろう。
私のお気に入りのブログに様々な捨てハンでバカコメントを書き込むのがたまにいて、いつ見てもたった一人でやっている、
気がついていないのは、書き込んでいるバカ一人じゃないか、と気の毒になってくる。そんな手間暇かけて、人生を棒に振っているよ。
NHKニュースでこの事件が取り上げられていたのには驚いた。10年も噂で嫌がらせをされていたとは、酷いなあ。よくまあ、我慢してきたものだ。
今回検挙された人間は、「正義感でやった」そうで、2チャンネルに「正義」が落ちていると考える人がいるだなんて、初めて知ったよ。
そう言えば、以前、南京事件を扱っている人のコメント欄にしつこく粘着している否定論者が「正しいって気持ちがいいでしょ?」と書いて、
歴史的事実を否定することが「正しい」と認識している人もいるんだと、感慨深かった。
この人も「否定論」の根拠が2チャンネルっぽかったなあ、、、、
否定論者にとっては南京事件を「肯定」することが「悪」、「否定」することが「正義」、それで「正しい」から「気持ちがいい」、
何とも原始的な感覚だ。「正しい」「私」が「気持ちいい」んだろう。
今回、この芸能人が訴えたことについてちらりと批判めいた意見も見かけたが、警察に訴えるのは、「正義の行使」ではなく、「権利の行使」だ。
圧倒的に不利な立場の人間がその境遇に貶めた相手と対等の立場となり、法の下で審判を受けられるようになるだけのこと、
「警察に訴える」とは決して「正義を行う」ではない、単に、不明な相手を探すために「機関」を利用するだけのことだ。
10年もの冤罪をはらすために、公的機関を利用したことの何がおかしいのか、
それをするのは時間も金もかかるのだから、訴える側を批判するのは違うだろう。
また、今回書類送検された人間がもし、匿名掲示板などで実名が晒されて日常生活が脅かされるまでになれば、警察に訴えるべきだ、
決して「自業自得」で黙る必要はない、当然の「権利の行使」だ。
書類送検だけでは少々甘いと書いたが、これだけ大きな事件となって、精神的に社会的な制裁は十分受けているのだから、
それ以上のことをネットがするのは決して「正義」でもなんでもない。それをこのたび、匿名掲示板を利用する人間は学んだだろうか。
ネットを使って同級生に嫌がらせをする中学生でも、警察官が学校に講演に来て「ネットは匿名ではありません」と、一言すごんだら
あっという間にくだらないメールや書き込みは減ったんで、少しはマシになるのかも。
ネットで気に入らないことを書いた相手の実生活まで脅かそうとする、その奇妙な熱意はどこにあるものやら、
やはり、「正義」、なのかねえ、、、