「わけいっても、わけいっても、」

納戸。(涙)
ただいま納戸、絶賛整理中。
いよいよ(?)禁断のゾーンに踏み込んでまいりました、と言うか、こんなになるまでに何とかしろよ、専業主婦だろうが!と己にカツ!!
この家に引っ越してまだ10年ちょっとなのに、こんなにものが「地層」化するとはねえ、、、
こんなものをまだ置いて、おばはん、お前の子供はとっくに成人しているぜ!とへこへこする「もう一人」の自分を罵ったり。
いや、まさか、子供が小学生時代に新学期に必ず持って行った新しい雑巾があるとはねえ、、子供たちが小学校を卒業して何年たつんだ?
下の子が大学3年だよ、お前はいつまで「脳内37歳」をやってるんだー!とぶつぶつやるんで、心がすぐ折れる。
ここに来て「見ずに棄てる」は大正解かも、とかんじるわ、見ると心が弱るのよ、もうおばはんの心はガラスのようにもろいから。
「面の皮は厚いけどな」と常に私を罵る私がいるので、それだけで弱る、とはいうものの、まだ今日の私は明日の私より若い。
中村うさぎ先生のように「自分つっこみ」をしながらやらざるをえまい。
大昔に棄てた電化製品のマニュアルとか、よくもまあ、これだけ必要のないものをぽんぽん入れたもんだ。
これだけあるのにさほどの「お宝」が見つかるわけでもない。時間と空間の無駄遣いをしているのに身をきられる思い。
なんだかんだで私も来年は半世紀生きたことになるので、そろそろ人生の大整理をしておかねば、と考えている。
ま、親の家を見ていると、できるだけ、自分のものをやっておくか、と思うのだよ、棄てられない親が二組ほどいるのでな。
しかし、私の親世代は戦争経験者で「棄てる」は出来ない、子供世代も自分の親にそれを求めてはいけない気もするのだよ。
幸か不幸か、私は「戦争を知らない子供たち」なので心置きなく「棄てる」をやるか。
思うに人は物を「とりで」にしてしまうのだよね、そして自分の作った「とりで」から出られなくなる。
「なにものにもとらわれない俺たちの旅はまだまだ続く!!」などと、脳内花畑にもほどがある言葉を思い浮かべながらなんとか片付けるかね。
最近、心身ともの「衰え」どころか、明らかに「老い」をかんじるのでやれるときにやらねば。
悲しいことに「衰え」と「老い」が違うのがわかるようになったわ、、、(涙)
「衰え」はまだ自分で何とかできるが「老い」はどうにもならない。
ま、そーゆーことだから(?)納戸はこまめに片付けましょう。おばはんからのお願いでした。終わり。