バイオリニストの高嶋さんがネットで盛大に叩かれていてひく。
こういう「やらかした」話は10年以上前からよくあることで親がそこまでしないとわからない子っているんだな。
やられてはじめて「そうか、これは、やばいかも」とわかる。
現在成人した娘たちの同級生にも必ずクラスに一人はいたわ、「おかあさん、とうとうやっちまったな」みたいな。
意外に周囲の子供も「あれはやられるよな」と納得していたりして。
でもネットでは「俺が昔やられたからこんなになったー!」って、いや、君、たぶん、それをやられてなかったらもっとひどいことになってるから。
今程度の人間ですんで感謝しろよな、ゲーム機ひとつぶっ壊された程度で親を今もうらむような子供の出来には親として同情の念を覚えずにはいられない。
親がそこにいたるまで、自分が何をしたのかの記憶がすっ飛んでる、親が切れるほどろくでもないことをしているのだよね。
親としても、たいていの場合、高価なゲーム機を買い与えているのは自分なので自分だって痛いのよね、それでも暴発する、
親仲間としては「まあ、元気出せよ、仕方がないわ」とぽんと肩でも叩いてやりたい気分。
私の息子が3人いる知り合いも一度やってしまっていたわ。
子供のある時期の入れ込みようは異様なこともあって、親が体を張ってとめなければいけない場面もある。
それで目が覚めない子はゲームを取り上げられなくてもどうにもならないのよね。
ネットにはこの「どうにもならなかった子供」の成れの果てが山ほどいて「普通のお母さん」を叩きまくる。
彼らにとって「普通」は「理想」なのだよね、「理想の母親」が「普通」なんてことは、まあ、ないな。
彼らが子供を持ったとき、彼らが頭だけで考えた「理想の子育て」を子供に施したところで、彼らが夢見る「理想の自分」にはならない。
本当にネットは頭のおかしな人間が多くて、久々にあきれたわ。
ネットの高らかなご意見で一番うんざりするのは、彼女の子供をかばってる振りしてのろいをかけている点、「いつか不幸になる」的に。
なんだかんだで彼女が一番大事にしているものが不幸になるのを望んでいるのよね、彼女が一番大事にしているのは息子でしょ、彼女は普通の母親だよ。
それが「いつかぐれる」だの、母親を殴るような犯罪者になるに違いないだの、なんと醜い意見を堂々と表明できるのか。
恥ずかしくないかな?他人の子供をそうやってさりげなく罵って。
私が公開のネット日記を長々続けているのは、かつてよく「母親」としてネット民に叩かれたからなんだよね、
で、彼らは「私」個人が気に入らないからと私の子供がいつか不幸になると予言してくれたものだが、それは「ない」んで、
たぶんこの先も「ない」んで、それを細々とでも伝えていこうと書き続けている。
10年ほど前に私をネットで罵り狂った人間は10年たった今、どこで何をしているやら。消えた人がほとんどの気がするな。
でも、私はまだここにいる、子供も二人とも成人したわ。ネットに確かなものはほとんどないが、この現実は真実。
10年たってもネットは変わらずアホが多いことよ、、
そういや、今日はバレンタイン、かつて「友チョコ」作りに大わらわだった時期も終わったわ、、これが「現実」
高嶋さん、やり方は迷走中だが、子育て、がんばれ、と思うのでした。おわり。