日常。

上の娘が出て行って、下の娘が入った我が母校の入学式、いやはや、だった。
毎年、学年には「カラー」があって上の娘の学年はここ数年にないほど「おとなしい」とされていて、
だから卒業式もあれだけ静かだった、と言うより特攻服を着た生徒の保護者が「式」に来ていないんだな、
これがもし来てたら、パトカーが何台あったとしても子供は式に出席できるってワケで、
警察に止められてた子供達は実はとても立場の弱い子ばかりだった、これは他の保護者も多分知ってる。
親がかりでむちゃをするのがいる学年、いない学年ということで、今、中学に2年、3年として在学しているのは
親が「武勇伝」をお持ちになってたりして、そりゃーもー、にぎやか。
入学式には先に娘が友達と行ってしまったので後から行くとたむろってる、たむろってる、
「パンツ見えてんで」、のお姉ちゃん達。(スカート、「短っ!」ってこと)
入学式に出席できる在校生は「選抜」で先生がおとなしく「君が代」を歌ってくれる子供達だけを「指名」する。
妹とか部活の後輩を見に行きたい子でも、学校に選ばれなければ出席は出来ない。でも学校の周りでのぞいてる。
下の娘の部活に以前在籍してた派手なお嬢さんがその集団にいて、手を振られたけど、誰かわからなくて
娘は手を振らなかったそう。一緒にいたお友達が気がついて手を振ったので後で聞いてわかって、驚いたと。
「お化粧してたからわからなかった」元々派手な顔立ちだったからなあ、、、
そんなに悪い子でもなかったけど部活の顧問の先生が替わってから先生とそりが合わなくて辞めてしまった、
と言うより辞めさせられた。高圧的な先生で「私の言うことが聞けないものは出て行け!」と、
言うことを聞いてそうで、実はあんまり聞いてない下の娘も結構やられたらしい。
下の娘の場合、「自分」尺度で「必要ない」と判断すると人のいうことが聞こえなくなる機能持ち(私似)なので
特別先生に反発しよう、なんて「熱意」は持っていない。だから先生が何を言ってもあまり気にしていない。故に私にも言わない。
後で別のお友達のお母さんから「きつい先生で大変だったねー」
「あんなにしかられたら、私だったら辞める、とうちの子が言った」と、そんなの現役の時に言って欲しかった。
まあ、なんにもしませんが。親も熱意無し。意味なく細かなことをぐだぐだ言う人を相手にしても仕方がないし。
もう1人の顧問の先生が大事にしてくれて、そちらが直接指導する立場だったんで、特に問題はなかった。
その先生が私と会う度に「すみません、すみません」と言ってたのはそのことだったんだなあ、よくわからなかった。
入学式の話に戻す、ものすごくぶいぶい先生が子供と親を脅しつけましたよ、「鉄は熱いうちに打て」ですかね。
帰って上の娘に「締め付けるって言われたよ」「でもその辺ぶらぶらしてる先輩の格好見ておとなしく言うことが聞けるかね」
というと「上の学年はもう見放したんだよ、1年から何とかする」「結局上は出て行けば、終わりだもんね」とシビア。
保護者の中には校長よりも長く学校を知ってるのもいるから「何を今更」みたいな顔が見えたのか、
式辞の後で年号を「昭和」と大声で言ったりして、おいおい、年号は変わってもう20年になるよ、
価値観が「昭和」のままなんだなあ、とすましてたけど、心でつっこんだ。
式でもっとも私がイヤなことは壇上に上がるとき、みんな「国旗」に向かって一礼すること、もちろん、降りるときも。
君が代」を歌う、歌わない、よりも遙かに気分が悪いのは、
こういう「宗教」じみたパフォーマンスをぬけぬけとみんなが子供の前でやってのけること、
「国旗」って「記号」を示した「モノ」ですよ、あのねえ、何を信仰しても自由だけど、それを人前でさらすのはどうかと思うんだよね、
ご本尊を拝むのは、私的空間でのみ、やって欲しいなあ、私は「国家」を示しただけのモノに「礼」をする感覚はよくわからない。
アニミズム、と言おうか、何とも原始的で、野蛮っぽくて、いやだな。
今、アニミズムウィキペディアを読むと「神道」と関わりがあると書いてあった、
ふーむ、こういうもん、教育現場に持ち込んで良いもんかねえ、、教育と宗教を絡めるのはどうなんだろうな。
宗教くらいは好きに選ばせて欲しいモンだなあ。
この先の中学に再び注目。子供が変われば、学校もまた変わって見えてくる。面白いもんだな。
書くのを忘れるとこだった、下の娘の学年にも「武勇伝」な親、いっぱいいますよー、うーふーふーふーふー、、