おっさんを見下すのはおっさん、

おっさんが見下されて一番つらいのはおっさん。

だけど、上下関係が遺伝子で刷り込まれているので、

見下してきたおっさんに苦情を言うのではなく、

なぜか若い女の子に当たり散らすおっさんもそこそこいる。

吉野家の件は電通だのと同様さっさと終息して特に困る人もいないようで、

(ニコルンは気の毒だが)良かったね、だけど、

居場所のないおっさんを店側は見下していたとは、それが一番衝撃かも。

よく行く安い店にも「居場所がない」おっさんは今後どこに行くのか、

牛丼くらい好きな時に好きなだけ食べてよい世の中であってほしいものよ。

しかし居場所がないおっさんを見下す、居場所がたくさんある伊東氏のような人が

年をとって、いっぱいあったはずの居場所がなくなってしまった話を

思い出したので記録。

お金持ちのおじさまでたくさんの女性に「居場所」を提供してきた、

当然その「居場所」は自分のものでもあったのでふらふら居場所を渡り歩いて

「本拠地」である配偶者から、ある日突然「出ていけ」と言われ

「じゃあ、いいもん、行くところいっぱいあるもん!」と出て行ったはいいが

数日滞在するだけだった存在にどっかり居座られると、どこも不機嫌になってくる。

かつては渡り歩いたはずが、今は「たらいまわし」状態になって

男性でも年をとって社会的立場が弱くなるとそれまでやってきたことの

「つけ」が大きく回ってくるもので、別宅は3軒あったものの、3軒ともが

「もう来るな」と言い出して、おうちには帰れない、別宅もダメ、

自分の子供のところにも、そもそも別宅を3軒持つような父親、

父親と思っていない子供たちなので、受け入れてくれない、

結局、年をとって、お金も妻実家の資産運用をやってたみたいな人だったので

かつてつきあった人とはほとんどかかわらず、一人でひっそり住んでいるらしい。

しみじみ思うのは、そんなに人に「居場所」ってたくさん、ある?ってことで

せいぜい、家族と暮らす家、

それ以外に安くおなかを満たせて寒くない暗くない場所、のチェーン店が居場所なのは

当たり前のことではないのか、

それを馬鹿にされたら本当に全方面に喧嘩を売ってるよな、と思ったのでした。

私は今後伊東氏のかかわるものは買いたくないので、

古巣の「P&G」に帰ってくれないか、全然、買わないので、と願っている。

私の愛する花王やライオン、資生堂だけには何卒、、、と思うおばはんなのでした。

おっさんは無茶ぶりしてくるおっさんにもっと怒れよ、と言うのと、

居場所がたくさんあるようなおっさんでも年をとると悲惨、と書き残すのでした。

おわり。