甲府の放火殺人事件では出頭(?)してきた未成年の犯人が
「泣きながら電話してきた!」との同情をそそるマスコミの一報であったが、
それはやけどして痛すぎて泣いていたんじゃないか、と考える無慈悲なおばはん。
善良なるマスコミの方々には大変申し訳ないが
一方的に付きまとった相手に拒否されたからと、
そのご一家皆殺しを狙った上、放火して証拠隠滅まで図るような人間を
「泣いていた!」の一言で「加害者だってかわいそう!」にする理由は見当たらない。
自分もやけどをして病院に駆け込むこともできず痛いから泣いていたと私は信じる。
やけどは痛いからね、ちょっとやっただけでも一晩寝られないくらい痛むこともある。
それよりも何とか妹と逃げたけれどこんなことで両親も住む家もなくした若い女の子が
気の毒でならない。今後裁判になっても顔を見るのも見せるのも嫌だろう。
マスコミは「加害者だってかわいそうなんです!」と言わずにはいられない病気に
かかっているとしか思えない、それをやるとネタが増えるからかね。
「心の病」にかかってもほとんどの人間が凶暴性を他人に向けないし、
狂暴な人間は心神耗弱であろうがなかろうが他人を傷つける。
「かわいそうな病気の人!」扱いもたいがいにしたらどうかと思ったり。
新天地に旅立つ一般庶民となるお金があるわけではない若いカップルに会見をさせて
その会見の場所代を彼らにお金を出させるのを平気でいるマスコミには心底うんざり。
なんで一般人になる人がわざわざ会見しないといけないかな。
そっと旅立たせてはどうか、何かあったらそっと帰ってきてほしいしな。
「加害者だってかわいそう!」は
昨日記録した慶応卒元官僚・給付金詐欺野郎にも向けられているようで、
「反省してまーす!」とさすがメガバンクと経産省の面接をクリアした猛者、
マスコミに憐れみを乞うのもお手のものであろう。
かわいそうな加害者とはめったにいないから希少性が高いのであって、
何でもかんでも「加害者がかわいそう!」に報道するのはどうなのか、
それが被害者バッシングにつながっている可能性に気がつくべきでは、
と思ったのでした。
本当に気の毒な被害者たちが普通の日常に早く戻って
ほんの少しでも幸せになれるように願ってやまない。おわり。