と、思った「ブリジャートン家」。
はやりものに弱いくせに自分で見る気がないマイダーリンにおされて
しぶしぶ見て、第1話目で「なんじゃこりゃー!」と、
時代設定のあまりの無茶ぶりに怒号を上げた私ではあったが、その後あれこれ調べて
これはアメリカのティーンエイジャー向けに制作されたドラマなんだな、
それにいちいち目くじら立てるのもどうかと思うので、良しとしよう。
ただ、私のような50過ぎたおばはんが見るドラマではない、と
「18禁」ならぬ「30歳以上閲覧禁止」の表示でもつけてくれないと困る。
おばはんはさほど時間が余っているわけではないのでこんな子供向けドラマを見て
いちいちむかっ腹たてるわけにはいかないのよ、好んでみたわけではないが。
時代考証の無茶ぶりはお子様向けに華やかにそれらしく素敵にできれば良し感満載で、
映像の艶やかさは日本の少女向けアニメーションを思いださせる。
何年か前に制作された「マリーアントワネット」映画もこんな感じでひたすら映像美、
お洒落、キラキラ、で一部愛好家に絶大に支持されたようだが
中年超えてみた私に訴えかけるものは何もなかった。
あれで「マカロン」が大流行りしたのかな。私、マカロン、好きじゃないしな。
この「ブリジャートン家」は原作があるそうで、邦訳もされて
あの「竹書房」が出版している。
その名も「ラズベリーブックス」と、有名なとほほ馬鹿映像作品賞の名前が
確か「ラズベリー賞」だったと思うが、それをあえて模しているのかね?
「竹書房」だからね、エロ本漫画屋やんけ、と思う私が古いのか。
アマゾンで本を検索するとお勧めに出るのが「公爵の恋の手ほどき」だのなんだの
こりゃ、私の若いころにあった「ハーレクィンロマンス」か、
それの映像化か、納得、とおばはんは思ったのでした。
物語は時代物の「ゴシップガール」って感じで、有色人種の貴族が存在する。
アメリカの大人の事情、「ポリティカルコレクトネス」満載のつくりで
女王はアジア系だ。
必ず「エロ」要素が入ってくるので、家族で見るものではない。
健全なティーンエイジャーが親が寝静まってからこっそり一人で見るのに
最適なドラマシリーズとだけ。
おばはん向けではありません。おわり。