ご近所にクラスターが発生してここしばらく外に出ないようにしている。
生活圏がかぶっているのでどこで拾ってくるかわからん。
しかし、近所に住んでる母は遊び惚けて、
配偶者を見送った80代高齢者に怖いものはないわ、
先日も人ごみに出かけておまけに何人かで密度の高い部屋で食事したらしい。
ええんかい、それで!と一瞬怒りそうになったが、
考えてみれば私の親世代は一人ではいられない教育を受けている。
ゆえにこの世代はよく知らない相手とでも寄り集まるのが癒しになる。
うすぼんやりと「多」に混じるのに慣れている。
寄る年波も手伝って自分というものもあいまいになって、だから同世代の年寄りと
好きな時に和やかに過ごすのが楽しいのだろう。そう思うと注意はできない。
おばはんは「ほどほどにね」というにとどめて帰ったのであった。
買い物を出来るだけ控えているので家の中にあるものであれこれ作ろうと、
昔買った料理本を引っ張り出して、しかし材料が微妙に揃わなかったりする。
昨日はスコーンを久々に作ろうと思って、昔作って評判が良かったレシピを見ると
小麦粉を3種類も混ぜるのであった、、、、あかんやん、ないわ、と、
別のを探すと、「プレーンヨーグルト」だの「裏ごしカッテージチーズ」だの
「おい!」と言いたくなるものばかりで、私ったら、いちいちこれを買ってたか、
プレーンヨーグルトはないわけではなかったが、
先日、ドライフルーツをぶち込んだばかり。
買ってすぐ入れておくとドライフルーツが良い感じに柔らかくなる。
これを使うわけにはいくまい、と
しみじみ、微妙に凝った材料を使うのは専業主婦らしい、というか、
ちょっとでもお外に出たいものよね、、、「いつも同じもの」で作るのは飽きる。
しかし、ここに至って、私はしみじみわかったのが、
いつもある材料で確実においしくできるレシピが最高である、と
バターや小麦粉のクオリティーを上げておけばたいていのものはおいしくできる。
我が家では私の趣味でアーモンドパウダーは欠かしたことがないので、
バター、グラニュー糖、粉糖、卵、ミルク程度でおいしくできるレシピが
あってほしいものよ、、というか、既にあるだろうから、集めておけ。
と、買い物を控えるおばはんは思ったのであった。
ところでミルクの代わりにあれば生クリームを使うとクオリティーが確実に上がる。
私は生クリームを時々使い損ねるので無理やり使っているうちに覚えた。
おばはんの料理ライフハックはこの程度。買い物に行けないのはつらい。
おわり。