下の娘が向こうに行く日に私にマニキュアをきれいに塗ってくれて
それを見るのが癒しになっている。
最近の若い女の子は100均ネイルを上手に使っておしゃれをする。
100均ネイルは落ちるのが早いけど。(涙)
先日、知り合いのお嬢さんが出産して新生児用にそろえた服はすべて「メルカリ」で
「どれだけ出産の一時的費用を安く済ませるかチャレンジ!」をしているそうだ。
決して新しい高いものが買えないわけではないけれど、
一瞬しか使わないものは狭い家でスペースをとるのでまたメルカリに戻すと、
これを「日本は貧しくなった」とみる人がいると聞くが、
かなり精神的には豊かになったのだと私は思う。
合理的でかつ、生きるのを楽しんでいる。もう、豊かさは「もの」ではない。
「高いものが買える」でもない。
私は下の娘が中学生時代、部活の先輩とお付き合いしていた時、
デートは学校帰りに自販機の新しいジュースを一緒に眺めに行くことだった
エピソードが好きだ。帰り道の自販機には毎週、必ず一つだけ新商品が入る。
それの味がどんなだか、想像して話して、お金があるときは出し合って1本買って
分け合って飲む。これほど豊かなデートを私は今までの人生で聞いたことがない。
中学生らしい、時々手をつないで帰った、その記憶がこの先の人生を豊かにする。
子供がいて本当に良かったと思う。
子供たちだけではなく、その周囲もまた、微笑ましいエピソードにあふれている。
思い出すのが心の癒しになる。