雑談。

定期的に「PTAなんていらない!」論が上がって

これは公立教育の死の宣言かと思う。

私立小学校でPTAのないところってあるのかな?

ほとんどのところに保護者集会的なものはあるし、

役員を引き受けたがる人は多いと聞く。

それをする「メリット」があるからね。

公立校のPTA役員の最大問題はやる側にメリットがほとんどない点で

それが本来のボランティアのあり方なんだけど、

ネットでは「専業主婦の暇つぶし行為!」と炎上目的がばればれの

いわれのない差別発言が出たりして、極端だ。

20年前、小学生の保護者で役員だった私の時代から

専業主婦とはいえ、パートに出てる人がほとんどだった。

時給で動いているもんだから時間の調整は大変な人しかいなかったけどな。

私のところは恵まれていたんだろう、役員同士のトラブルはほとんどなかったし、

いやな思いも年に数回あるくらいではあった。

PTAをなくせ!は私の時代からあったことで、

いったん組織をなくせば、必要になったときにまた一から作るのは大変だ、

後の世代に恨まれることをしてもよいのか?の流れになった。

そのとき、なくせば良かったじゃないか!という人もいるだろうが、

たとえばうちの地区では卒業生のアルバム作り、そのほか諸々、

誰かがやらなくてはいけない、でも外注は難しいことを担っていた。

最近はりっしょう当番は老人会にやってもらうことになったし、

運動会の交通整理は元警察官のOB会がやはり「ボランティア」でやってくれている。

ただこの「老人会」は最近、人が(亡くなって)減ってな、、、(涙)

今また運営のやり直しを縮小PTAで話し合っているらしい。

子育ての一貫として地域とかかわるのはある程度必要で、

これを全く無視できる人は人として、親としていかがなものか、

「うちの子は中学から私立にいかせますから!」とたんかを切って

役員をやらない(そのくせ山ほど文句は言う)人の子供が

立派な私立にすすまれてどのような大学に進学したか、

少なくとも全公立育ちの私の子供より良いことはなかったわ。

全てをなくせ!ではなく、明らかに負担で無駄に思われるものを少しづつ減らすことは

出来るので、極論をはてなのような有象無象が多いところで言うのはどうなんだろう。

自分の子供のためだけではなくほかの子供の面倒を見る良い機会になるのは事実。

PTAが大変なのは個人間のかかわりが大きいんじゃないか、

トップに立つ役員の出来がいまひとつだとつらいように思う。

私の部会はそもそも私に面と向かって文句を言う人がいなかったので助かったかも。

やり方を簡便化すると文句を言う人は確かにいた。

それでも簡便化を支持する人のほうが圧倒的多数だったので

不満を持つ人から陰口程度で済んだ。

そもそもその陰口を支持する人もほとんどいなかったんで

PTAをとっくにやめてから「実はあの時○○さんが、、」な話を聞かされて驚いた。

まあ、時効やね、

近所のスーパーであったときにあからさまに無視するのは知ってたし。

個人のやり取りや根回しでどうにかできる部分もあるので

いきなり「全てをなくせ!」は乱暴すぎる意見と認識されて欲しいもんだ。

何故、はてなは即極論が支持されるかね?

世の中、完全に役に立たないものは、実はあまりないと思う。