テレビ雑記・「同期のサクラ」

上の娘が社会人になって以来、マイダーリンの娯楽は女の子が働くドラマで

今期は「過保護のカホコ」ちゃんで私には可愛いイメージが残った

高畑充希ちゃん主演の「同期のサクラ」。

毎回マイダーリンは泣かんばかりにしてこのドラマを見ている。

そして今週はもう、私でも胸が締め付けられる展開で

前回で子会社出向になった高畑充希ちゃん演ずるサクラちゃんは

「女性が輝くなんとか」の講演会に以前所属していた人事部の先輩と

かかわる事になる。

社長肝いりで政府の「何とか委員会」メンバーの

有名女性講演者を呼んで展開するあれこれが

かつてPTAで講演会を開いたときに経験した諸々に事情が似て泣ける。

絵に描いたような「注文の多い」講演者の「先生」で

要望はすべて秘書に言わせる、その秘書が尊大でうっとうしい、

結局「女性が輝く社会!」なんてのはお金持ち、コネもちの奥様の箔付けのための

「やらせ」で地道に社会でがんばる女性の役になんか立たない、立つ気もない、

そういう「講演者」を毎年「慣例」でお招きしたことを思い出して涙、と怒りが

おばはんの胸に、、、で、今回は細かなわがままに付き合ってきた先輩が

サクラちゃんの替わりにキレる予想外の展開で面白かったが、

ふと、最近のテレビドラマの作りは完全に前期高齢者向けなんじゃないか、

私のような昔を思い出して「あるある」と思ってしまう、

今は自著の宣伝をかねて講演に繰るような女性の本は前もって社費で

社員全員分、買い上げるんじゃないか、なんて考えたりして、

ドラマの作りは実際には「イマドキ」ではない気がした。

ドラマといえば、フレンチ料理が美味しそう、と聞きつけて

一度だけキムタク出演のを見たものの、

これ、登場人物が全員少なくとも10歳若ければ説得力が上がるんじゃないか、

50前後の脇の中ではキムタクは確かに若いが彼の演技は30代のもので

もうそろそろキムタクにも40過ぎの人間らしい演技を許しても良いんじゃないか、

と、思ったので、見ていない。全体にドラマが年寄り向けになっているよな。

若者は最近はユーチューブばかり見ていると、20代の娘からは聞くので

テレビ自体が年寄りのものでしかないのか、

そしてサクラちゃんに入れあげてしまう親世代の私たちは

完全にテレビに乗せられているか、

でも日テレのドラマは「もみ消して冬」なんてむちゃくちゃであっても面白いよな、

と思ったのでした。

うちのダーリンは次回もサクラちゃんは不幸そうなので気をもんでいる。

ダーリンは「花咲舞が黙ってない」とか「家売る女」とかが好きなのだろうな、

あるいは吉岡里帆ちゃんが昔演じていたちゃっかりものな女の子のドラマが

気楽で良いんだろう。

パパの娘への愛は無限大。終わり。