ニュージーランドの事件が痛ましい。
どうやったら無抵抗な人間に銃を撃てるのか、
それをすれば確実に多くの人が死んでしまうというのに。
「戦い」ですらない、ただ卑怯なだけ、
それでもやっている人間はそれを「正義」と思い込む。
「正義」は無防備な人間に銃を向けない。
そんなことすら、理解できていない人間が、
何故銃器を手に入れることが出来るのか。
この件で海外在住日本人のツィッターを拾い読んで
「これをしたのがイスラム教徒だと、
イスラム文化全体が否定される、
でも白人だと、その個人のせいにされる」(意訳)が
印象的だった。
人種、文化、宗教を超えて、こういう奇妙な被害者感を抱いた人間が
何故か「正義」の名の下に凶刃をふるう。
日本でもそうだ。
これはおそらくは「心の病」だけの性でもないのだよなあ、
心の病にかかっても、たいていの人間は他人を傷つけない。
ひとつだけの理由なんてないんだろうな。
日本ではあまり大きく報道されないが、痛ましいことに変わりはない。
仏教徒の私はただ合掌しようと思う。