雑談。

大学部活で一番どうしようもない、と感じたのが「のこのこやってくるOB」だったりして、
これは昭和生まれの人間に非常に多い気がして、平成生まれの娘たちに大変申し訳ない。
「卒業してもOB会に顔を出す人間ってろくでもないって知った」と、
これはサークルにしか入っていなかった上の娘も言う、「お姉ちゃんの言うことに間違いなし!」と下の娘。
上の娘のときも時々話を聞いたが、下の娘の部活の方が「支えあう伝統」に胡坐をかいて、
無理難題を言うOBが多い気がした。
上の娘曰く「30にもなって、いまさら大学の催し物に行きたがるなんて、今の人生がうまくいってない証拠、
私はもし自分がそうだったとしても、プライドがあるから、行かないけどねっ!」などと、
下の娘のときにもそういうのがいたが、そんなOBにはなんと70過ぎのじいちゃんまでいてな、、、(涙)
様々な人材を各界に輩出してきた部活ではあるが、まともな人は呼ばれてもめったに来ない。
良識あるOBはお金だけを差し出して、口を出さない。
どうしようもない奴は、お金を出さないくせに口だけはたっぷり出す。
「しゃーない、ジジイへの冥土の土産じゃ」とオーダーを受けたら、
そのあとも当然のように求めてきて、さすがに別のところに手を回して、辞めてもらったらしい。
「70過ぎて、たぶん仕事もなくなって、子供も大きくなってさびしいんだろうと思う。
青春時代を思い出すのはわかるけど、それを今のわたしたちに求められても、どうしようもない」
と、まだ二十歳そこそこの下の娘がそこまで理解を示していると言うのに、老化、劣化って恐ろしい、、
まだ自分たちは若い、と信じている30歳前後のOBも話を聞く限り、困ったものだと思った。
上の娘が言うとおり、明らかに現実生活がうまくいってない、
それでかつてそこに「いた」と言うだけでキラキラしたと信じられる場所に戻ってくる。
でも当然、今はそこに自分の居場所なんかなくて、それは「今の運営が悪い」「自分たちのときは云々」と、
「記録って大事よ、ママ、そんなことはなかった、とはっきりわかるからね」と、しみじみ娘は語る。
なんと部活はさまざまな人間模様を教えてくれることか。
「まともなOBは下との交流会なんかにはこないのよ、同期会には行くけど。私だってそうなると思う。」
呼ばれたから来てやった、のようなOBほど面倒なものはないだろうな。
呼ぶのは一種の社交辞令であるのがわかってないのか、わかってないフリをしているだけか。
部活が人格を育てるか、と言うと、どうにもならない人間も多々いる、と言うことで。人間は悲しい。終わり。