雑談。

パン工場で働く人の漫画が話題にあって、さて、場所にも寄るんだろうが、一緒に働く人の外国人率はどれくらいだろう、
チャレンジャーの下の娘が、某コンビニの弁当工場でバイトをしたとき、同じような感じで、
その単純作業には日本語がよくわからない外国人留学生が多かった、と言ってたな。
チャレンジャーの下の娘は時々ぽっかり時間が空いたとき、単発のバイトに出かけることが学部時代にあった。
卒論が終わった後、ぽっかり数日明いたので、噂で「恵方巻きのバイトが稼げて楽しい」と聞いて応募したものの、
恵方巻き」は人気だったらしく、落選、代わりに弁当工場に派遣されて、
「知ってる?「手作り○○」って、本当に「手作り」だったよ」などと学んで帰っていた。
来ているのはほとんどがまだ来日して間もないような外国人で、なるほど、日本語がわからなくてもできるバイトだものな、
「そういう人が出来るバイトの中では時給が良かったみたい」と言ってたが、娘はとりあえず数日やって二度としない、と、
「こうも全く頭を使わないで済む作業はない、私には苦痛」だったそうで、そのほうがラクと言う人には良いかも、だそうだ。
「すっぽり体を覆って顔もわからないようになるので、自分が全くなくなる、作業よりそっちのほうがしんどかった」
「日本語ができる私にはもっと楽しくて時給の良いバイトがあるし」
実は私は下の娘にはバイトはあまりしないように言ってある。
お金に困っているわけではないし、そうでなくても学部時代は大学部活も猛烈に忙しかった。
故にこれ以上なにかやって、体を壊されて大学を休学することになっては元も子もない。
それにはっきり言って「バイト」でも「出来る!」子は目をつけられやすい。
娘の同じ学部の友達も下手にいろんなことが出来る(物覚えが良い、パソコン入力が非常に速い、などなど)と、
時給以上の仕事を押し付けられて、大学での勉強が滞る場合もある。
学生はまだまだ子供で親元を離れていては、目も行き届かない。
故にあまりにも不当な行為もよく理解できていなかったりして、社会は本当に若い子にのしかかるようになっている。
世間ではやたらと親の介入に批判的だが、親の介入なしでは立ち行かないことは批判的行為よりも遥かに多い。
今のアメフトのことでも双方の親がしっかりしていなかったら、どうなっていたものか。社会人は大体屑よ。
それはともかく、下の娘が弁当工場バイトで危ないな、と思ったのが、
その工場には早朝、駅にバスが迎えに来て夕方にまた送ってもらえるが、夕方、そのバスから疲れて出てきた若い女の子に
「姉ちゃん、もっとええバイトあるで」と言ってきた人がいたのだそうだ。
「私はお金に困ってやってるわけではないから、無視したけど、話を聞いてる人もいたみたい。
あんまり非人間的なバイトってしちゃいけないな、って思った。」と、
だから言ったでしょ!と言いたくなるのをぐっとこらえて「社会勉強になってよかったね」とだけ。
どこにどういうバイトをしてきてそのバスがどこに何時ごろ着く、なんてのを把握している組織がいるんだな、と怖かった。
マスコミは「親の干渉が」「子供の自立」なんてたわごとをよくはくが、
子供を自立させたくても、親元を飛び立った子供のまだひ弱い羽を折るような社会を糾弾してはいかがか、と心から思う。
現在、研究室を変わって1年の遅れを半年で取り戻そうとしている下の娘は研究室にこもりきり。
バイトをする暇もないのが、幸いか。チャレンジャーの娘を通じて教わったことは多いわ、、、(遠い目)