「大きなお世話」。

菊川玲さんがご結婚されたお相手が「一般人か?」のつっこみのある投資家。
まるで菊川さんが「玉の輿」であるかのような雰囲気もあるが、親目線で言えば
「10年前だったら、なかった話だな」と。
お相手が10年前はまだ既婚者だったということではなく、
10年前、まだ菊川さんが「アラサー」でしかなかったころなら、
「10歳上の青学出身のイケメンだけど離婚歴のあるよくわからないネット企業にかかわってる人」って、
東京大学工学部を出た美女」の相手として、ふさわしいかどうか。
このあたりが「何でも持っている女性」の難しいところなのだよね、本人がこだわらなくても、親が難しい。
しかしわたしも親が難しくなる理由もわかる世代になってきた。
「すごく「いい人」を手に入れようとする人間の中にはろくでもないのが多く混じっている」のを知っているしね。
男性にも自分より格上の相手を狙って一発逆転を目指す人間が結構存在する。
「全てをもっていること」というのは難しいものだとしみじみ思う。ましてや親が資産家だったりすると。
「ようやく脱・独身」というより、「ようやく親が諦めてくれた」のような気がする。
「何でも持ってる女の子」というのは娘の同級生にもちらほらいて、
本人は既に自分が持っているものに頓着しないので、自分の相手に特にこだわりはない。
下の娘の幼馴染にほぼ勉強せずに国立大学医学部にさくっと受かる賢い女の子がいて、
大学に入って「彼氏が出来た」というので娘が会ってみると「すごく「ビミョー」な人だった」などと、
うちの娘もあまりこだわりのない人ではあるが、さすがに医学部を「2留」もしてリーチのかかった人はどうかと思うようで
「すごくイケメン?」と聞くと「それすらでない」、
「どこがいいの?と聞いたら「あんまり頭がよくないところ」だって。一緒にいて「ラク」なんだって」と、
なるほど、そういう選び方をしたか、と感心した。
「でもお母さんには内緒なんだって」と、そういうところまで賢い。(涙)
私も彼女のお母様を存じ上げているので、もし知ったら目を三角にして怒るだろう。その気持ちもわかる。
結局「何でも持っている人同士が結びつくほうが世の中には多い」からなのだよね。
何でも持ってる人間がそうではない人間と結びつくほうが世間に多ければ親もそれほど心配はしない。
たまたまの「レアケース」にわが子があたるとなれば、心配もするわ。
菊川さんの話に戻せばよい結婚をした、という気がする。私はファンだったので大変うれしい。
男も50前後にもなれば多少落ち着くだろうしね。という、大きなお世話をおばはんは思ったのでした。終わり。