ミステリドラマ雑記。

私は有料の「ミステリチャンネル」をこよなく愛していて、
最近は「葬式に出席する近所のおばはんが探偵」だの「元警官の葬儀屋が探偵」だの、年寄りに最も密接な場面がドラマの舞台で
いよいよ、全世界的「少子高齢化」を憂いている。
まあ、「葬式」だの「葬儀屋」だのは「死体」に事欠かないわな、と感心しているものの、探偵たちがええ年でのぉ、、(涙)
若者はもうテレビなんか見てないんじゃないか、と感じるわ。
それとも「ミステリチャンネル」がユーザーに合わせてそうしてるだけか。(「hulu」とかならちがうのか?)
ミステリチャンネル」は「世界のミステリ紀行」とでも言うべきか、様々な国のミステリドラマを放映して面白い。
お国柄が出ますなあ、と感心するのが「アモーレ」の国「イタリア」製のミステリで、ここはすべてが「愛」で始まり、「愛」で終わる。
なぜかアメリカの有名な探偵「ネロ・ウルフ」がイタリアに来た設定のドラマは、これはそこそこの出来ではあったものの、
やはり常に「愛」がテーマにある。このドラマはおしゃれでミステリの質はともかく、映像はすばらしかった。
で、現在、本国で製作されたのはかなり昔であろう「マッテオ神父の事件簿」を見ているが、
これがまた「これでいいんか、マッテオ!」のオチで、
大体「窮地に立ったカップルがマッテオ神父の導きでおなかの赤ちゃんも無事、誤解も解けてアモーレ」という、
親の立場から見れば、マッテオを絞め殺したくなる気がするんだが、それでも若くして職にもついていない若者が結婚前に子供を作っても
「マッテオ神父」が導けば、アラ不思議、親もすべてを許して受け入れる、「アモーレ」と「神様」万歳な国だったりする。
そこでなんで殺人事件なんかが起こるかが誠に不思議なんだが。イタリアでは人気の番組らしい。
私は4回見てもうやめようかと思っている。
ミステリチャンネル」はなぜかイタリアの「モンタルバーノ」をよく放映して、これは3回ほど見て、私は挫折。
珍妙な事件が起こって出来の悪い部下があほをやって事件が混迷しても、なぜか善良なる市民が「市民の義務ですから!」と
事件のキモになる部分を告白に必ず訪れる、これを3回見ると、脳の一部分が破壊されますな、私はどこかが脳死しました。
長らくミステリドラマを見てきて、やはり英国の「BBC」の出来は安定、
そして、寒い国が製作するものほど、ミステリの出来は良い、の結論が出ている。
今、アイスランドが舞台のドラマを見ていて、その緊迫感に久々にわくわくしている。
ミステリドラマは面白い、ミステリドラマ世界紀行でもそのうちまとめておこうかな。
そういえば、フランスのミステリも割と「アモール」だったりするな、カトリック系は「アモール」なのか。謎。