「区切り」の年か。

スマップ解散と今上天皇のご退位意向の表明が同じ年だった、と私はいつか思い出すんだろうか?
「平成」を代表する(と言うと天皇陛下に失礼か)人々が去って行く時、こうまで悲しい困難があろうとは、この国の行く末に不安を覚えるな。
すっきりしないもんだ。
平成の次の時代になったら、昭和生まれの私なんか、かつて明治生まれの人を私が眺めていたのと同じように観られると思うと、
年をとった、の実感がわく。
最近、ネットはすっかり拝金主義的で、貧乏を馬鹿にする傾向があからさまに見えるので、都会は景気がいいらしいのがわかる。
私は自分の青春時代であるバブル時期、何が一番いやだったかと言うと、お金がない人間を見下して当然、の感覚で、
まだ学生だった私にすら、お金がないのは馬鹿だからだ、と奇妙な尺度を当てる人間が多くいて、学生なんだから貧乏でもいいじゃないか、
と、今でもむっとしている。
水商売でもして金を稼げ、といわれていたんだろうが、そういうことはしたくない貧乏人のことは理解されなかったようだ。
極端な景気の下降で、あの手の人は私の周囲から姿を消してその後どうなったのか。
でも今はかつての気配がするな、いやはや、迷惑な時代感覚だ。
貧しさとは、お金がないと何も出来ない人間の中に存在すると私は思っている。
今はネットのプチバブル期のようだが、それがはじけたとき、どうなるんだろう。
若いころも、今もさほどぱっとしない私が考えることではないな、と思う終戦記念日ざんす。