雑記。

コメント欄でも書いたが、私は朝日新聞特集記事の定番「母親が悪い」にはいつもうんざりしてしまう。
対立しているのは常に「母親と娘」、「父親と息子」ではなく。あるいは「父親と娘」でもない。せいぜいあって「母親と息子」ぐらい。
これってどういうことなんだろう、つまり「父親は常に完璧だから、子どもとの軋轢はない」ってこと?
そんなことはありえないんだよね、問題は常に母親側と同様、父親側にだってある。
それでもそれを取り上げないのは、「男」が「女」ほど「語らない」から?
「結婚」をネタにした「なーんやそりゃ」なことを語る男がよく土曜版には登場しているのにね、
いつもいったいどこを掘りだしてくればこんな人を見つけられるんだろう、と感心させる朝日新聞の「記者力(魂?)」をもってすれば、
父親との葛藤があった息子など、簡単に見つけて記事に出来るだろうに。
なんで「父親」の教育問題は取り上げないかな。正直、母親の教育よりもっと深刻なものがあるのにね。
昨日見かけた「成績のよかった女って社会のどこにいるの?」記事なんかは、「頭のいい女なんて、、、カッコ笑い」的な男尊女卑視線、バレバレ。
「成績のよかった男全員が社会で光っているか?」とコメントに書いたが、本当に書きたかったコメントは
「「子どものころ頭がよかったような女って、どこに消えたのぉー?カッコ笑い」みたいな連中が存在しない世界に行ったんだよ」だったりして。
かたちを変えた女叩きはどこにでもある、「女を理解する!」と称して。
「母親対娘」の場合、常に「悪いのは母親」になる。
実は、「これは子供を産んだような女は女じゃないよな」のあからさまな男視線の変形で「中古の女にはのりたくねえよ」を洗練させたのだと私は見ている。
「教育の問題点がぁー」なんてお題目をとなえておけば、男尊女卑思想はたちまち「正義」となる。
「子どもを抑圧するのは常に母親」と小難しく書いておけば、「子供を産んだら女は化けものになる」が一般化する。
いや、「化けもの」は母親になる前からすでに「化けもの」なんで、その認識は甘いわよ、とからかいたくなるわ。
上っ面だけを削り取って「物語」にするのに都合のいい素材ばかり集めれば、結論が常に同じになるのは当たり前だ、その陳腐さに私は辟易とする。
この世の中は「オレが認めてやった女だけが人間で、それ以外は化けもの」な思想で出来ているのだと、ネットを読んでいても痛感するな。
そういえば、とある方のツイッターで読んだが、「親子丼」なんてタワゴトをツイッターで言い放つ大学の先生がいたとか。
不快な言葉を公然と言い放つ人間が山のように存在する、女にとっては本当に生きにくい世の中だよなあ、、、